メンヘラ(?)五条の取扱書【呪術廻戦】

19.甘酸っぱい ページ19

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いつもと同様、朝起きる時に手を伸ばそうとしたら左手は動くのに右手だけが動かない。

動かす度に、カシャンという音までも聞こえる。

悟「…あ、起きた？」

ぬっ、と現れた先日付き合ったばかりの悟。

「これ付けたの、悟？……私起きれない」

カシャン、カシャンと腕を振る度に音が鳴った。

悟「逃げられないようにしたの」

「………悟？どうしたの？」

目を合わせたいのに中々目が合わないし、逸らされる。
んんん、難しい…！！

悟は私の左腕を抑え、私の上には悟がいるような姿勢になった。

悟「前つけた、印取れてきちゃったね」

悟が私の皮膚を吸う時、チクッとした痛みが走る。
いつも噛んでるからねと言われる。

「……つ、付けたいの？」

そう聞くと口元をニヤリとした形に変えて私の首元に唇を這わせた。

「悟、くすぐっ…たい」

身をくねくねとよじる私に対して悟は冷静に、私の左腕を抑えてた手を一度離すと腰に手をガッツリと当てた。


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悟「うん、満足…じゃあAも付けて？」

「え？」

悟「付けてよ、服脱いであげるから」

「どうしたの…悟」

悟「……どうしたの悟って、僕が不安なの分からないの？…そんなことより早くつけて」

じゃなきゃ、手錠外さないから。と言う悟は準備万端だよと言いたそうな顔をしてコチラをジッと見ていた。



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