カルテ2 ページ4
sypside
PRRRR
「もしもし？ショッピっすけど。無事A連れて来たっす。」
〔お。まじ？やっとやな。ショッピ、抜け駆けせんとけよ。〕
「わかってますよ。これも協力してくれたおかげで出来とるんで。」
ピッ
仲間に連絡し終え、お気に入りのショートピースで一服。
「ふ〜」
計画より早くAを連れて来れた。
めっちゃ念入りに計画して、最後の課題は
どうやってAを他人に怪しまれずに連れてくるかが問題やったけど杞憂だったわ。
高校の時、Aと同じクラスになってからずっと片想いしていた。
Aは誰にも取られたくなかった。
Aは明るく、可愛いから、よく告られていた。
だがAはずっと誰とも付き合わず、『私は推し一途だから』と言ってはぐらかしていた。
調べてもその"推し"がわからなかったから、これは断るための方便だったと思う。
なぜそこまでして付き合わないのか疑問に思ったが、それでもひたすらアピールして、振り向いてもらおうとしたがダメだった。
押してダメなら引いてみろという言葉通り、一時期話しかけなかったが、それでも無理だった。
『ごめん。私にはその気持ち受け止めきれないから、付き合えないな。』
と、少し悲しそうな顔をして言われた。
俺もそこら辺のやつと一緒らしい。
その時から、ある考えが浮かんでしまった。
ーーーじゃあ俺の愛を受け止めようと思わせればいいのか？ーーー
背徳的だとは思ったが、Aを独占できると思ったら、どうでもいいと思った。
だがその時にはもう卒業間近で、忙しくて忘れてしまっていた。
思い出したのは、ちょうど1年前だ。
同じく高校の時Aの事が好きだった友達のゾムと会い、昔の話をしていると、
「あ、そういえばAの事まだ俺好きやねんな。でも断られ続けたやろ。だからずっと、
閉じ込めてもいいから俺のものにしたいって思っとったんよ。一緒にやらへん？」
と言い出して来て、それや！と思った。
「ぇ…天才ですかゾムさん。そうっすよ。閉じ込めればええんですよ！」
「おおぉ。マジか。止めると思ったんけど、逆に乗り気やな」
「当然じゃないっすか。Aを思ってるのはゾムさんも一緒でしょう？」
「ﾋﾋｯ。そやな。じゃあ早速やけど計画立てよっか？」
そうして計画がスタートした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
続きます
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ぬぶる - ミツキさん» 何回も見て下さっている…だと！？ありがとうございます！ (2022年5月9日 18時) (
レス) id: 1eb55e5be8 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - ごめんなさい。誤字りました（恥）『初めてコメントしますが、』です。すみませんm(_ _)m。 (2022年5月8日 22時) (レス) id: b1046c2187 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキ(プロフ) - コメント失礼します。初めてコメントさますが、ずっと見てました。完結おめでとうございます。これからも素敵な作品を待っています。私は、この作品とても好きです。（何回も見てます笑）（≧∇≦） (2022年5月8日 22時) (レス) @page28 id: b1046c2187 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる飴飴 - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。 (2022年5月8日 20時) (レス) @page29 id: 8c48bd4d9d (このIDを非表示/違反報告)
てぃらんと - 面白かったです〜 両親を失ったのにすぐ立ち直れる夢主、見習いたいです 更新楽しみにしてますね (2022年4月20日 22時) (レス) id: 1b03a9c81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬぶる | 作成日時：2022年4月16日 12時
