第二十一話 ページ21
五条悟視点▽
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あれは、雨が降った後の蒸し暑い夏の日だった
溜まった水溜りを大きく跳ねて、避けようとする女の子がいた
まあ、変わってるなあって思った
あの年頃の子が1人ですることじゃないだろう…
なんだか、無性に気になった
つい、彼女の後を追ってしまった
犯罪じみたことだと頭ではわかっていたのに、足は止まらなかった
でも彼女の入っていった場所は孤児院で、思っていたのとは違った
僕はあの時から彼女に夢中になってしまったんだと思う
孤児とか捨て子が多い世の中で素性を調べ尽くして、夫婦の元に子供を預けるというのは中々できることではない
僕は独り身で職業はまかり通らないものだけど、難なく彼女の里親として認められた
彼女から得た信頼と、僕の収入に決め手があったんだろう
毎日訪問して彼女に話しかけた甲斐があったかな、
彼女は僕に最初に言ったんだ
「お兄さん…私と幸せになろう」
初対面の人に向ける言葉でも、向ける眼差しでもない。愛おしそうに僕の目をみて両手で手を包まれた
僕も同じ顔をしてたと思う
運命ってのはこういうのを指すんだってその時分かった
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にき(プロフ) - うわあああああ!めっちゃいい所で、、、、🥺 (2022年8月19日 17時) (レス) @page22 id: 219a3eddad (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリウム - 五条さんヤバす。(^-^) (2021年1月8日 17時) (レス) id: ee5175e3cd (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - 凛さん» 悟さん最高過ぎますねほんと (2020年11月26日 17時) (レス) id: 744ad6965b (このIDを非表示/違反報告)
凛 - きゃー悟さんかっこいい (2020年11月26日 16時) (レス) id: 2e0d297429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年11月25日 19時