5. 五条side ページ5
五条side
初めて見るAの身体はしなやかに鍛え上げられていて、それが興奮を誘った。
—— ずっと、Aのことが好きだった。
そのことに気付いた時にはもうAは傑のものになっていて、
大好きな2人だったから、嫉妬もせず、当たり前のように2人の関係を応援していた。
それなのに、あいつは
『……ぁ、』
「っ……」
Aの口から時折漏れる吐息はいつもの天真爛漫な様子からは想像できないもので、胸のあたりを刺激した。
『……んっ』
感情がぐちゃぐちゃで、もう訳が分からなかった。
こんな顔を傑には見せてたのかとか、
なんで術式を使ってでも抵抗しないんだとか、
こっちを見ろよとか、
醜い嫉妬心と興奮と親友への罪悪感と、好きな女を雑に抱く自分への嫌悪と
色々な感情がないまぜになって、ぐちゃぐちゃと心をかき乱していた。
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せつな - chiroru...さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。他作に比べ勢いで書いてしまっている節があり、読みづらいところがあるかもしれませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです! (10月2日 1時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
chiroru...(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!切ない系なのがまた良いです!更新頑張って下さい、応援してます! (9月29日 17時) (レス) @page22 id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
せつな - 掛け持ち失礼します…!どちらも頑張って更新しますのでよろしくお願いします。 (9月28日 22時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せつな | 作成日時:2023年9月28日 21時