35. 夏油side ページ35
夏油side
『…怒った?きらいになった?』
潤んだ瞳で不安そうにこちらを見つめるA。
嫌いになるなんて、そんなはずはないけれど。
「……ちょっと、妬いちゃうな」
こんなあられも無い姿を悟に晒していたなんて、
私が教えたのではない快楽を教えられていたなんて。
気が狂ってしまいそうなくらいの嫉妬心が湧いて来る。
…同時に、それでも私を選んでくれたのだという優越感も、心を満たしていた。
「悟に上書きされた分、これから私が上書きしてあげる。
いいね?」
『うん…』
ぜんぶすぐるでいっぱいにして、なんて可愛い台詞を言われてから先のことは、あまり覚えていない。
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せつな - chiroru...さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。他作に比べ勢いで書いてしまっている節があり、読みづらいところがあるかもしれませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです! (10月2日 1時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
chiroru...(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!切ない系なのがまた良いです!更新頑張って下さい、応援してます! (9月29日 17時) (レス) @page22 id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
せつな - 掛け持ち失礼します…!どちらも頑張って更新しますのでよろしくお願いします。 (9月28日 22時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せつな | 作成日時:2023年9月28日 21時