11. 五条side ページ11
五条side
熱すぎるシャワーを止めて、Aを脱衣所に引き摺り出してタオルでくるんだ。
ベッドに移して冷房出力を最大にして、15分程経った頃Aが目を覚ました。
『……さとる？』
「！……お前何してんだよ」
『……ごめん』
心配より先に憎まれ口を叩いてしまうのは悪い癖だ。
傑であればまずこんな言動はしないだろう。
傑なら、Aに寄り添って、目を覚ましたら体調を気遣って、それで……
『……』
薄手の布団から顔だけ出したAがふっと目線を下げ、もぞもぞと体制を変えて枕に顔を埋めた。
…昨日の夜のことを謝ってしまえば、ここで全てが終わってしまうような、そんな気がした。
「夜蛾センから鬼電来てた。…服着ろ、帰るぞ」
昨晩携帯の電源を切ってから、硝子と先生から何度も電話が来ていた。
最も、硝子は早々に諦めたらしかったが。
「A」
呼びかけても、まだ少し耳の赤いAは微動だなしなかった。
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せつな - chiroru...さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。他作に比べ勢いで書いてしまっている節があり、読みづらいところがあるかもしれませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (10月2日 1時) (
レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
chiroru...(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！切ない系なのがまた良いです！更新頑張って下さい、応援してます！ (9月29日 17時) (レス) @page22 id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
せつな - 掛け持ち失礼します…！どちらも頑張って更新しますのでよろしくお願いします。 (9月28日 22時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せつな | 作成日時：2023年9月28日 21時
