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昇降機が最上階を目指して登って行く。
「太宰さん、本当にあの事は秘密にしておいて貰えるんですか..?」
『勿論___だが君が上手に立ち回れたらね。』
「はい?」
すこし引っかかる言葉を放った太宰さんは、飄々とした表情で最上階へと達した昇降機から出て行った。
『首領。参上しました。』
声が響くと、重厚な扉の内から、
「...這入り給え。」
と艶のある声が返ってくる。その声の主は私の私怨を果たすべくした、森鴎外。
未だにその名前を訊くと、小刻みに怒りを含んだ震えが生じるが、其処は耐えよう。
黒服が扉を開けようとしたが、それを無視して自ら扉を開き、森へと近づく。
その間も、ずっと彼の大きな手が、私の手を包んで居て、すこしドキリとして仕舞った。
『おや?彼女は?君の新しい部下かね。』
落ち着いた雰囲気のその部屋から、月明かりが差す。
『いえ。
私の、次期妻です。』
___
は?
何云ってんだ。
靴を踏んで遣ろうと思ったが、其処まで子供で無い私は、只支離滅裂な事を云った太宰さんを見詰めるしかない。
『.......ふふっ...ははは..面白い。君が妻を取るとは。余程の令嬢か....強力な異能力者なのかい?』
異能力者__
森の眼は、冷徹で、不気味なほど強い感情に揺らめいている様な。
ふふ、と太宰さんも笑みを零したと思えば__
『そんな訳ないでしょう。私はこの娘に惚れたんです。明日から彼女を私の補佐に置いてください。』
「えっ何云って___、んむ」
状況を順に追おうとしている私を、彼の接吻が遮った。
『補佐として、女性として仕立てます。こんな風に。』
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うどん(プロフ) - かりしゅまさん» どういたしましてどういたしましてどういたしましてどういたしましてどういたしまして (2018年10月11日 20時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
かりしゅま - ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうありがとうございますありがとうございますありがとうございます (2018年10月10日 22時) (レス) id: b0789ec004 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - まんじゅうねこさん» ティッシュあげます (2018年9月30日 21時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» そーれねっ (2018年9月30日 21時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - やばい…太宰さんのツンデレが鼻血モノ…(出したくても鼻血出せない人) (2018年9月23日 15時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年8月15日 20時