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「じゃーん、どうや〜!」
フィッティングルームのカーテンを勢いよく開けて出てくると、鏡の前でポージング。
動脈ピースとか、いつものお決まりパターンをひと通りやると
「ええやん、これ〜」
Aに向かってもみあげ手裏剣投げてきた。
"キュン死する"
とにかく何やってもカッコいい!!
もう…その姿を写真に納めたいです!!
スマホに手が伸びそうになるのを、グッとこらえた。
メンバーたちも、わらわらと康二の周りに集まってきて。
みんな揃うと、ほんといい!!最高すぎる。
なんだこの色気ダダ漏れ集団…
Aが悶え苦しんでると
「ずっと気になってんけど、おねえさんが持ってるそれ。俺の衣装のどっかに着けるやつ?」
Aが大事そうに握りしめてるそれを指さす。
大きめのリングというかハンドカフというか。
「そうだった!これ、ベルトループにつけるやつです」
康二に手渡そうとすると
「つけて〜?」
言いながら体をズイッと近づけてきた。
康二が迫ってくるから、ドキッとして思わずあとずさる。
「え〜なんで離れちゃうのぉ?つけてよぉ」
可愛くおねだりしてくるし…
メンバーたちは、いつものことだから、みたいにただ見てるだけ。
唇を尖らせて「はやくぅ」なんてやってるからもう…
カチャッ⭐︎
みんなに見られてるから手が震えたけど、なんとかつけれました。
「ありがとう」
ニコッと微笑むからまたキュン死。
「おねえさん、なまえは?」
急に真剣な顔で聞くからまたまたドキッとして。
今日はキュン死案件がすぎる…
「Aです」
「Aちゃんやな?よろしく〜」
軽く手を振って、颯爽とステージの方に向かって歩いてった。
"もう…好きすぎる"
なんというか…向井康二という人は、やっぱり向井康二でしかなくて。
好きって気持ちが加速してしまうAだった____
*****
松永さん、最終回ですね〜。
健ちゃん朝子さん、くっつくのかな。
心して見よう…。
そして、私の妄想も止まらないです。
康二とAさん、どんどん絡ませて行きたい。
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時