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「ありがとうございます」
結局、運転してもらって、衣装運ぶのも手伝ってもらった。
「スタイリストって、案外力仕事なんやね」
「そうですね、あ…」
急に敬語は抜けるものではなくて。
「ま、ゆっくりでええねん」
ーーーーー
そして何故か、康二と自転車2人乗りしてる。
Aの部屋は比較的TETSUYAのオフィス近くにあるため、Aは自転車で通勤してる。
日付は変わったが、いつものことだし自転車で帰ろうとしていたところ
「こんな時間に女の子1人帰せんやろがい!」
強引に後ろに乗っけられた。
「自転車2人乗りなんて中学ん時以来かもしらん」
康二の腰にそっと腕をまわす。
夜風が気持ちいい。
.
.
「あんな、俺はええねん。ええんやけど…」
「?」
「背中、やらかい感触〜(ニヤり)」
「きゃあ///」
回した腕をパッと離した。
背中にギュッてしてたから、胸が当たってたって事ですね。
中学生男子かよ。
SnowManの中で一番エチ言われてるだけある…
ーーーーー
「ほんとにありがとうございました」
「ちゃんと戸締りするんやで〜」
康二とは、エントランスで別れた。
ーーーーー
お風呂から上がってスマホを見る。
こーじ今日は俺的に、色々ごちそうさま♪おやすみ〜
メッセージに添えられた、動脈ピースの自撮り写真。
康二との距離が一気に縮まったような、そんな夜。
もう、好きな気持ちは止められなくなっていた。
.
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作者名:ミズ | 作成日時:2024年3月24日 19時