第九十七話 ページ6
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「・・・・・・烏間先生。」
「何だ。」
「イケメンって大変なんですね。」
「――何も言うな。」
体育の時間は、何時も通りの暗殺特訓だったわけですが
違う点が一箇所ありまして、それは
「狙われてるよね。」
「狙われてるね。」
熱心に指導している烏間先生の背後の茂みから熱い視線(殺気)を向ける
二人と一匹の姿が。
っていうか、ビッチ先生の横にいるおじさん誰!?
あきらかに、ただものじゃない雰囲気かもし出してますけど!?
後ろで殺せんせーが、にやにやしてるのを見て首謀者はこいつかと思い
私は哀れみを込めて、烏間先生に合掌した。
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「迷惑な話だが君らの授業に、影響は与えない。普段どおり過ごしてくれ。
今日の体育はこれまで、解散!!」
どうやら、烏間先生はビッチ先生と殺し屋のおじさんに
今日一日命を狙われるらしい。
私達は、先生の号令でそれぞれ教室に帰る。
が、その時
「カラスマ先生〜。」
甘たるい声がして、背後を振り返ると
「おつかれさまでしたぁ〜。ノド乾いたでしょハイ冷たい飲み物!!」
ピシリ、と空気が固まった気がした。
これ以上無い笑顔を浮かべ、烏間先生に飲み物を渡すビッチ先生。
「ホラ、グッといってグッと!!美味しいわよ〜。」
いやいやいや。無理が在り過ぎですって先生!!
笑顔が胡散臭くて、必死すぎですッ!!
「おおかた、筋弛緩剤だな。動けなくしてナイフを当てる。」
「――!!」
見事に飲み物の中身を当てる烏間ティーチャー。
それに比べビッチ先生は分かりやすいほど動揺中。
んー、なんていうかこれは・・・・・・
傍から見ると面白い光景だなぁ。
普段あんまり、見れないビッチ先生の動揺したところは中々見ものだよ。
「・・・言っておくがそもそも受け取る間合いまで近寄らせないぞ。」
絶対的自信ってやつか、何なのか。
烏間先生はそう言って立ち去ろうとした。
「あ。ちょ待って。じゃ、ここに置くから・・・。」
ビッチ先生は悔しかったのか、それでも烏間先生を引きとめようとして
地面にカップを置く。
「あっ。」
そして、盛大にこけた。
・・・・・・大丈夫かな、色んな意味で。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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8
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます!これからも応援してるので頑張ってください!!(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました!見てくださると嬉しいです!!ありがとうございます! (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編!?とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて!私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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