第百三十五話 ページ48
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寄り道
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私とて、確かに本校舎から弾き出された落ちこぼれ転校生であることには違いは無いが、その名前ぐらいは知っている。
浅野学秀。
椚ヶ丘きっての秀才。浅野理事長の息子。
そう、つまり大ボス黒幕理事長様様のご子息であらせられる。
その常軌を逸した優秀ぶりは、学校の外へも名を轟かせているとかいないとか。
私の椚ヶ丘への転入が決まった時、確か音色が浅野君についてちらりと話していた気がする。
「浅野学秀。私から言わせれば、あいつは人間と同じカテゴリーに入れてはいけないわ」
「それは、彼がそこらへんの人間とは違って秀でているからってこと？」
「逆よ。あいつは、周りが思っているよりも脆い。弱くて脆くて、簡単に壊せてしまうの。まぁ、そういう意味では、あなたとあいつは一緒なのかもしれないけれど」
「・・・・・・」
「とりあえず、もし浅野学秀からの接触があったらあまり相手にしないことね。わが身が可愛いのなら」
今となってこの会話を思い出してみると、音色は浅野君と知り合いみたいな口ぶりで話していた。音色も伊達に天才と呼ばれてないだけあってか、そういう系統の人とは幾人か面識があるらしい。
と、まぁ。長々と前ふりのようなものを語らせて頂いたが、何故ここで浅野君の話を持ち出したのか。その答えは、実に単純明快。
「初めまして、真城Aさん。浅野学秀です」
本校内の体育館付近。
私は、彼の人と対面していた。
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「ど、どうもー」
とりあえず、落ち着け私。何でこうなるかな。前もこんな事あった気がする。
くそ、体育館に近づくと浅野親子に会う呪いでも掛けられてんのか。
丁度、球技大会が終了したのが数十分前。
折角、本校舎まで来たのだから少し見て周りたいと考えたのが数分前。
・・・・・・数分前の私カムバック。何でみんなと帰らなかったんだよ。
いやね？私、転校早々Ｅ組行きを言い渡されたから、本校舎見学する間なんか無かったんだよね。
設備とか凄そうだし、窓から見た廊下とかきれいそうでさ、ついふらっと寄ってみたくなってしまったんだよ。
しかし、そう簡単に行くわけがなかった。
出会っちゃったよ。体育館付近うろうろしてたら、出会っちゃったよ浅野君に。
「いや、光栄だなぁ。まさか、あの噂の真城さんに会えるなんて。折角なんで少し、お話しませんか？」
フラグってどうやって折るんだっけ。
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (
レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます！これからも応援してるので頑張ってください！！(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました！見てくださると嬉しいです！！ありがとうございます！ (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編！？とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて！私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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