第百三十三話 ページ46
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愛反して、哀し合う
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最初に注意というか、改めて確認しておくが、私は人並み以下の事しか出来ない。
もっと、言うのなら私は何にもできないお荷物である。
そんな私が、バスケなんてハードルが高い団体競技が出来るわけもなく、試合に出るにあたって補欠の補欠という良かったのか悪かったのか良く分からないポジションを手に入れた。
あれだけ、赤羽君に「任せてよ」なんて啖呵を切った手前、これは恥ずかしい。
合わせる顔が無い、とはまさにこのことじゃないかな。
因みに、補欠の補欠(こう改めて言うと自分がいかに雑魚か改めて認識できるよねうん)の事は、あの赤毛の不良にはまだ言っていない。
理由は、私のつまらないプライドのが邪魔をしているとも言えるし、あれだけ期待してくれた赤羽君を裏切る事になるのが、どこか心苦しいものもあったから。
まぁ、何時かはバレる隠し事である。ひょっとしたらもう、聡明な彼は気づいているかもしれない。
それでも、何も言わずに黙っていてくれるのなら、私はもう少しそれに甘えてしまう。
「やー、惜しかった！」
「勝てるチャンス何度かあったよね、次リベンジ！」
バスケの結果は、僅差でＥ組の負け。言わずもがな、補欠の補欠である私の出番は、後半にちょこっとだけ出さしてもらったくらいなのだが、それでも勘ぐってしまう。
自分が出たから、Ｅ組は負けたんではないか、と。
実際、私が出るまでは女バス相手に、そんなに点数を開かずに食らいついて行けた。
でも・・・・・・
「Aちゃんも、惜しかったね！」
「ああ、私Aがボールを顔面キャッチしたとき笑っちゃった」
「・・・・・・それは、忘れて頂きたい黒歴史ですよ」
そう。会話からも分かる通り、私は顔面キャッチをしたのだ。綺麗に、顔の中央に当たった時は、どこのギャグマンガだよ！というツッコミも自分自身にした。お蔭で鼻が痛い。
「まぁ、でも。その後の、パスは良かったよ！」
「ナイスパスだったよ！Aちゃん」
「・・・・・・あ、ありがとう」
なんだかな。こうも、真っ直ぐお礼を言われることに慣れていないのか、少しだけ気恥ずかしくなってしまった。
そして気づく。
これが、想いが伝わるということなのか。
真っ直ぐで真剣な言葉は、こんなにも心地よいのか。
さぁ、次は男子の応援だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (
レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます！これからも応援してるので頑張ってください！！(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました！見てくださると嬉しいです！！ありがとうございます！ (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編！？とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて！私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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