第百三十二話 ページ44
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無知は罪、有能は危険。結局世界は、間違えだらけ。
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「ばっくれるって、赤羽君。私はそんな事しないよ。どっかの赤毛不良と違って」
「ん？良く聞こえなかったよAちゃん」
「ぎ、ギブ！ギブ！ほっぺ引っ張らないで！」
痛い、痛いよ、赤羽君！容赦無く、頬を引っ張るのはやめてくれ！！ちぎれる！
そう涙ながらに訴えると、赤羽君はようやく手を離してくれた。
「ごめんね、Aちゃん」
「棒読みの謝罪は、要求してませんよ」
「で、球技大会ばっくれないよね」
「話戻すの早いな、おい」
順応性が高いって言うんだっけ。こういうの。
「だってさ、Aちゃんの事だから、まぁたなんか、私は役に立てないから、とか。私が居るときっと勝てないとか、言い出して出場辞退しかねなかなって思って、釘を刺しにきたんだよ」
・・・・・・軽く、先ほどまで考えていた事を言い当てられた。
どきり、として何にも言い返せない私に、赤羽君は「やっぱりね」と言ってため息を吐く。
「そんな事だろうとは、思った。あのさ、Aちゃん。あんた、自意識過剰すぎ。大丈夫だよ、うちのクラスはそんなヤワじゃないっての。絶対勝つ。なんせ指導者は化け物だし、俺がいるし」
「うん。とりあえず、赤羽君が一番ナルシストだってわかった」
「その口みんなの前でふさぐよ」
「ごめんなさ調子に乗りましたすみません」
真城A。プライドを捨て、土下座。
すると、赤羽君はしゃがみ私の頬を両手で包んだ。また、つねられると思ったが痛みは襲ってこない。
「まぁ、何が言いたいかというと。Aちゃん、俺達は勝つから。見ててよ。あんたのそのふざけた呪いなんて、どうってことないってのを見せつけるからさ」
「・・・・・・！！」
「だから、Aちゃんもちゃんと出てよね。それで俺に見せてよ。呪いなんて関係無いって所を」
その言葉は。心地よくて、なんだか泣きそうになってしまった。真っ直ぐに私を見つめるその瞳は、真剣そのもので。
まるで、私の存在を肯定されたみたいで嬉しくなってしまう。誰かから、こんなに思われるって嫌な事じゃないんだね。
「・・・・・・任せてよ、赤羽君」
そう言ってほほ笑んでみせたら、赤羽君は嬉しそうに笑った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (
レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます！これからも応援してるので頑張ってください！！(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました！見てくださると嬉しいです！！ありがとうございます！ (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編！？とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて！私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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