第百二十九話 ページ41
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売られた喧嘩は、買わない主義です
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「クラス対抗球技大会・・・・・・ですか。健康な心身をスポーツで養う、大いに結構！」
梅雨明けの教室に、殺せんせーの嬉々とした声が響く。
快晴が続く中、どうやらこの学校ではこの時期に球技大会を催しているらしい。
ホームルームの時間を割いて、競技やチーム分けの説明を聞く中、私は殺せんせーが持っているトーナメント表を凝視したまま、自分の机でびしりと固まった。
「・・・・・ただ、トーナメント表にＥ組がないのは、どうしてです？」
そう。無いのだ。ＡからＤまで綺麗に四等分された表に、Ｅの文字は無い。
また恒例の差別か・・・・・・。ここまで徹底されると、逆にもう怒りを通り越して笑えてくる。
「Ｅ組は、本戦にはエントリーされないんだ。一チーム余るって素敵な理由で」
三村君が頬杖をつきながら、困ったように笑い説明してくれた。彼ももう、Ｅ組のこの境遇に慣れたのだろう。
「その代わり、大会のシメのエキシビションに出なくちゃいけない」
「エキシビション？」
「要するに、見世物さ」
見世物ね。何だか、人権を無視しているような言葉で、少しだけ腹が立つ。しかし、それよりもそんな言葉をさらりと言えてしまう三村君に、私は悲しくなった。
「全校生徒が見ている前で、男子は野球部の、女子は女子バスケ部の選抜メンバーと戦らされんだ」
って、それって勝ち目無い試合じゃないですか！明らかに、勝たせる心算なんてハナっから無い戦いなんて、そんなのは虐殺に等しい。
「でも、心配しないで殺せんせー」
少し淀んだ空気が漂う中、それを払拭するように片岡さんの明るい声が教室に響いた。
「暗殺で基礎体力付いてるし、良い試合をして全校生徒を盛り下げるよ。ねー皆」
「お任せを、片岡さん。ゴール率百パーセントのボール射出機を制作しました」
「あ・・・・・・いや、律はコートに出るにはちょーっと四角いかな・・・・・・」
意気揚々と、制作した自慢の機能を見せるリっちゃんに、片岡さんからストップが入る。
まぁ、確かにりっちゃんがコートにいたらすごい事になりそうだもんね。色んな意味で。
その時、ガタンと椅子を引いて立ち上がる音が聞こえた。見るとどうやら音源は、寺坂君達が出したもので、彼らはそのまま出口へと向かう。
「俺達さらし者とか、カンベンだわ。お前らで適当にやっといてくれや」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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あずきいろ
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8
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (
レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます！これからも応援してるので頑張ってください！！(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました！見てくださると嬉しいです！！ありがとうございます！ (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編！？とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて！私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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