第百十一話 ページ22
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××××罰××××
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「おーい、起きて。おりゃッ」
そんな騒がしい声と同時に私の身体を襲ったのは、鈍い痛みだった。
「・・・・・・痛い」
「お。起きた」
身体に走った痛みで目を覚ますと、まず最初に見えたのは帽子だった。
それに加え、人間の足が身体の上半身に乗っている。
どうやら、痛みの正体はこの足が振ってきた事らしい。
女の子の身体に足を振り下ろす輩はどんなものかと、その面を拝んでやろうと
思って帽子に行っていた目線をずらすと思わず「あ」と間抜けな声が出てしまった。
「紅白さん・・・・・・」
「よー。おひさー、元気にしてた?」
相変わらず、顔は帽子で隠れて見えないがその飄々とした態度や声は
間違い無く京都で出あった紅白サクマのものだ。
「何でここにいるんですか?」
「何でって、そりゃあ君の事が心配だったからさ」
「・・・・・・チャラ男」
「おーい少女、聞こえてるよ」
「で、何でここにいるんですか?」
「君の切り替えの速さは、素晴らしいね」
あははと乾いた笑い声を、搾り出す紅白さんを目尻に私は
周りを見渡す。
目に飛び込んできたのは、先ほどまでいた更衣室では無く
見慣れない知らない部屋の光景だった。
・・・・・・あれ?私さっきまで更衣室で、赤羽君と――?
「あ!赤羽君は!?」
あの後の記憶がまったくと言っていいほど無い。
更衣室で倒れたのは
覚えてるのに・・・・・・。
「まぁ、まぁ落ち着いてAちゃん」
混乱する私の肩に手を置いたのは、紅白さんだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます!これからも応援してるので頑張ってください!!(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました!見てくださると嬉しいです!!ありがとうございます! (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編!?とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて!私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)
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