検索窓
今日:3 hit、昨日:21 hit、合計:169,120 hit

第百十一話 ページ22


××××罰××××
===========

「おーい、起きて。おりゃッ」

そんな騒がしい声と同時に私の身体を襲ったのは、鈍い痛みだった。

「・・・・・・痛い」

「お。起きた」

身体に走った痛みで目を覚ますと、まず最初に見えたのは帽子だった。
それに加え、人間の足が身体の上半身に乗っている。

どうやら、痛みの正体はこの足が振ってきた事らしい。

女の子の身体に足を振り下ろす輩はどんなものかと、その面を拝んでやろうと
思って帽子に行っていた目線をずらすと思わず「あ」と間抜けな声が出てしまった。


「紅白さん・・・・・・」

「よー。おひさー、元気にしてた?」

相変わらず、顔は帽子で隠れて見えないがその飄々とした態度や声は
間違い無く京都で出あった紅白サクマのものだ。

「何でここにいるんですか?」

「何でって、そりゃあ君の事が心配だったからさ」

「・・・・・・チャラ男」

「おーい少女、聞こえてるよ」

「で、何でここにいるんですか?」

「君の切り替えの速さは、素晴らしいね」

あははと乾いた笑い声を、搾り出す紅白さんを目尻に私は
周りを見渡す。

目に飛び込んできたのは、先ほどまでいた更衣室では無く
見慣れない知らない部屋の光景だった。

・・・・・・あれ?私さっきまで更衣室で、赤羽君と――?

「あ!赤羽君は!?」

あの後の記憶がまったくと言っていいほど無い。
更衣室で倒れたのは
覚えてるのに・・・・・・。

「まぁ、まぁ落ち着いてAちゃん」

混乱する私の肩に手を置いたのは、紅白さんだった。

第百十二話→←生存確認


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (389 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
499人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねるね(プロフ) - きっとホコさん、もう占ツク離れしちゃってるだろうし、私の、もと乃愛のこと忘れちゃってるだろうけど、なんだか久しぶりに来てしまったよ。全然ちょくちょく顔出せてなかった私が悔しい。占ツクで初めてどハマりした作品。ホコさん今でも大好きだよ。 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 13459ee81f (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 妹ちゃんいったい何者なんやぁぁぁぁぁぁっ← いつも楽しませてもらってます!これからも応援してるので頑張ってください!!(・∀・) (2016年11月19日 13時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - うーたん。さん» 続編出来ました!見てくださると嬉しいです!!ありがとうございます! (2015年5月5日 18時) (レス) id: a001dadb5e (このIDを非表示/違反報告)
うーたん。 - 続編!?とても楽しみにしていますね♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ (2015年4月27日 0時) (レス) id: 11f7b338a9 (このIDを非表示/違反報告)
ホコ(プロフ) - マムさん» ありがとうございます。カッコいいだなんて!私の書く業君は変態になりがちなので、そう言って貰えてうれしいです。恋愛パート頑張りますね(笑) (2015年4月25日 22時) (レス) id: 28a3503210 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホコ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年10月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。