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63.子猫 ページ23

「ニャー」


A「ん?」


雨の日、TRIGGERと菜花先輩との練習に向かってる途中に子猫を見つけた。


A「どうしたの?お母さんは?」

子猫「ニャー」

A「いないのかな…?」


このまま放置したらカラスに襲われたりするかもしれない。

まだ時間も余裕だから、着ていたパーカーを脱いで子猫を包んで動物病院に走った。


獣医「うん、特に病気とかもしてないね。」

A「良かったぁ…ありがとうございます!」

獣医「はい、お大事に。」


獣医さんにペットキャリーを借りて子猫を中に入れる。可愛いな…飼ってもいいか社長に聞こ。


篤志『もしもし?』

A「あ、社長。Aです。」

篤志『何かあった?』

A「子猫を拾って…見捨てる訳にもいかなくて、飼ってもいいですか?」

篤志『いいよ、大事に育ててあげなさい。』

A「ありがとうございます!」


飼ってもいいと許可をもらって嬉しくなる。名前決めてあげないとな…。

真っ白な毛色だから「ましろ」とか…?安直すぎ…?


ガチャッ


A「お疲れ様です!」

天「お疲れ。」

龍之介「それ、どうしたの?」

A「さっき、子猫保護したんです。」


中から子猫を出してあげて先輩方に見せる。人懐っこい子だから警戒もせずに先輩方の方に行った。


菜花「可愛いね。」

楽「名前は決めたのか?」

A「それがまだで…。」

菜花「白いからゆき…いや、あいつと被るか。」

龍之介「しろちゃんとか?」

天・楽「「安直すぎ。」」


しばらく皆で悩んでいると、子猫が音楽を流してるスピーカーの前に座って、音楽に合わせて鳴き始めた。


A「…「うた」とかどうですかね?」

楽「いいんじゃないか?」

天「それでいいと思う。」

龍之介「うん!」

菜花「さて!名前も決まったし、うたちゃんに私達の歌と踊り見てもらお!」


急いで準備をして練習できる体制に入る。うた、多分大人しいからペットキャリーに入れなくても大丈夫だよね?

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作者名:はくまい | 作成日時:2019年6月17日 13時

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