5.報道 ページ5
『八乙女事務所所属のアイドル、寺光 Aさんが芸能界を引退する事を事務所側が発表しました。』
A「芸能界引退するとは言ってないじゃん。」
晴子「Aちゃん、考え直さない？」
この人は八乙女事務所の時にお世話になったマネージャーの晴子さん。
もう事務所辞めたから送迎いらないよって言ったけど、送らせて欲しいと言われてお言葉に甘えて送ってもらっている。
A「もう決めた事だから…それに晴子さんももう時期退職するでしょ？」
晴子「…。」
晴子さんは結婚していてお腹に赤ちゃんが居る。もうすぐ晴子さんも事務所を辞めるから、晴子さんが居なかったら耐え切れないかもしれなかった。
学校に着いて晴子さんに抱き着く。
A「晴子さん、短い間ありがとう。」
晴子「そんな…私こそお礼言わなきゃ…っ。」
A「泣かないでよ〜、私も泣きそうになるじゃん！お腹の赤ちゃんびっくりするよ！」
晴子「ｸﾞｽｯ、新しい事務所でも頑張ってね…！」
A「うん…っ。」
車を降りてばいばいをする。晴子さんの連絡先は消すつもりないからまた連絡しよう。
？1「ニックネーム！」
A「環くんと一織くん。」
一織「今朝のニュース、どういう事ですか！？」
A「芸能界を辞める訳ではないよ。」
一織「は…？」
そりゃびっくりするか。時間も時間だから歩きながら説明する。
A「私の兄弟が所属してる事務所の社長さんのお兄さんの事務所に所属になったの。」
環「じゃあまたニックネームと仕事出来る？」
A「うん！」
一織「全く…心配かけないでください。」
A「一織くん、心配してくれたの？」
一織「ち、違います！七瀬さん達にです！！」
一織くん、顔真っ赤。可愛い←
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作者名：はくまい | 作成日時：2019年5月24日 3時
