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15話 ページ15
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ーAside
『じゃあ、またな?・・・・・・A。』
教卓へ全てノートを運び終わり、少しの安心と寂しさを感じていた時。
君が不意に放った言葉。
ちゃっかり呼び捨てなんてする彼はきっと私の心臓が大きく跳ね上がっている事なんて知らないのだろう。
微かな記憶では、 ”ありがとう” と言えたが、彼にハッキリ聞こえたかは曖昧だ。
同性の友人がろくに居た事の無い私が、異性と会話を交わすなんてハードルが高すぎませんか。
涼しい教室の中、相変わらずの独りぼっちで机に突っ伏す私の頭の中は相変わらず君の事ばかり。
くそう。この感情、無性にイライラする。
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作者名:充電アダプタ | 作成日時:2021年4月11日 14時