冷たい目 ページ10
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Aside
この塾どうなってるん。
あ、だからか。
だから、恋愛禁止・・・
「初めましてー、講師の大倉です」
キランッ！って音が聞こえて来そうな笑顔。
A「よろしくお願いします」
大倉「よろしくねー」
大倉「そう言えばさっき、英語は亮ちゃんがいいとか何とか聞いたけど？誰かな？」
ヨコ「楓、楓」
楓「ちょ、すぐ言うー」
A「あはは！」
ヤス「あ、初めて笑ったぁ」
時々合う、冷たい目にゾクッとしてしまう。
それと真反対の大きな笑顔にもギュッとなる。
そしてまたこの先生も、分かりやすい…
学校では、毎分「はぁ？」と思ってる英語の授業も、スラスラ入ってくる不思議。
レベルが低いとかじゃなく
ほんとに、教え方が上手いんだと思う。
大倉「はい、ここまでーー」
ヤス「ちなみにやけどさぁ、widthの発音ビミョーに違うかったでぇ」
大倉「まじか。ちょ、ヤス、毎回言うけど、後で教えてくれへん？はずいやん」
ヤス「ぬはははー、じゃあ後で」
ヨコ「ふあぁーー、疲れた！」
楓「あ、Aちゃん、この後ちょっとだけごはんとか行ける？門限ある？」
A「え！いいの？行きたい！」
大倉「おまえら、ほどほどにやぞー」
楓「はーーい！」
ヤス「じゃあプチ歓迎会やなぁ」
ヨコ「そやなっ、行こか」
すばる「んあー、俺パス。今日バイトやわ」
楓「そっかぁ、じゃあ次はすばるに合わせよ」
すばる「じゃあな」
バイバーイとみんなで手を振って
あたしたちは近くのファミレスに寄ることになった。
・
終わり
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作者名：たまき | 作成日時：2017年6月21日 23時
