検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:120,346 hit

目の前にすばる ページ5




丸「渋やん〜!おつかれー!」

す「おっすーー、、え、だれ??」


ひぃぃぃぃぃ


あたしは顔も上げれず俯いていた。

丸「とりあえず飲み物頼む?」

す「あぁ、ビールで」


店員さんが出て行き、すばるがあたしを追い越してマルちゃんの隣りに座ったのが解った。


す「え、誰??」

丸「ごめん渋やん、俺がナンパした子」

す「はぁ?!おまえ何やってんねん!」

丸「ごめんごめん、可愛かったから〜」


いやいや、そんなこと言われたら余計顔上げられへんし。


あたしは俯いたままバッグに手をかけて


「すみませんでした。失礼します」
って言って立ち上がった。


丸「ちょっ!」


す「あれ?!自分、、、ちょっと待って」



あたしは思わず振り向いてしまった。

大好きで大好きでたまらないその声に。



す「やっぱり!!あれやん、いつもライブ来てくれてる子やん!っておまえ!!俺のファンをナンパしたんかい!」


また頭の中がぐわんぐわん揺れて、言葉の意味と響きが繋がらなくて、立ち尽くすあたしの後ろで障子が開いた。


女将店員さんはまた何品かの料理とすばるのビールをテーブルに置くと、そっと出て行った。



いつもライブ来てくれてる子やん??

すばるが、あたしを、知ってる?!



丸「渋やん知ってるん?!」

す「ちょ、とりあえず座りぃや」

丸「座ろう座ろう」


あたしはそっと座り直した。
そして初めて、前を向いた。


すばる。そこに、すばるがいる。


す「やっぱり!間違いないわ」

丸「すごっ!覚えてるん?!まぁ覚えてる子何人かいるよな」

す「いや、おぉん…」


泣く。あかん、泣いてしまう。


丸「あ、、ねぇねぇ、お名前は?」

す「えぇ?!まだその段階?!日本酒と焼酎飲んどいて?!」

丸「はははは!!ほんまやな、まずそこやろってな」


「Aです」

また目が合って、震える。

だめだ、泣いてしまう。だめだめ。


丸「Aちゃん?よろしく!
僕、丸山隆平ちゃんでーす!」

す「あ、俺、渋谷すばるです」

A「めっちゃ知ってます」

丸「だよねー!だよねー!」

す「え?イーストエンドプラスユリ?」

A「ふははっ」


また目が合う。


す「おまえ変な笑い方やな」

A「ふはははは」


笑い合ってる。

あたし、すばると笑い合ってる。

そんなことってあるの?夢?なにこれ?

まさか→←ダメです



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (154 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
364人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 渋谷すばる , 丸山隆平   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たまき(プロフ) - ともえさん» ありがとうございます(*^_^*)ゆっくり更新ですがよろしくお願いします^^; (2016年3月16日 21時) (レス) id: 29d31a22b6 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ(プロフ) - 更新頑張って下さい\(^o^)/楽しみしてます! (2016年3月16日 5時) (レス) id: 5fd8c287bd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たまき | 作成日時:2016年3月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。