【ヘタリア】髭のお兄さんがトリップしてきたんだけど…

第7話 ページ8

朝ご飯はさっさと済ませ、フランスさんが淹れてくれた紅茶を堪能していた。


フランスさん曰く、イギリスに口うるさく教え込まれた紅茶だから、悔しいけど美味しいと思う、だそうだ。


うん、これは本当に美味しい。
さすがイギリスさんだなぁ、と改めて思わされた。






そして、ソファでゆったりとくつろぐ。




あ「…思ったんですけど」

仏「ん？なに？」


あ「私フランスさん、って呼ぶのやめた方がいいですよね」

仏「えっ！？そんなに俺のこと呼びたくない？」


あ「あー…いや、そうじゃなくて。

国名だとなにかと不便かと思うんですよ。
ほら、私の世界に“国”はいませんし」

仏「ああ！そうだね」

あ「じゃあ、フランシスさんとでも呼びますよ」


仏「…Aちゃん、俺のこと知りすぎて怖いよ…」

あ「はは…」


名前どころかあなたの過去話とか色々知ってますとは、さすがに言いにくい…笑









仏「話変わるんだけど、今日、この後なにか予定ある？」

あ「ん、ないですよ」


仏「ならさ、
お兄さんのカヌレでも食べない？」


あ「えっ、えっ！いいんですか！？
会えるだけでも奇跡だったのに、お菓子まで…」


仏「わあ、そんなに嬉しかった？
まぁ、簡単なものにはなっちゃうと思うけど。

それでさ、これから材料買いにいかない？」


あ「行きます行きます！」



仏「よし、行こっか！」

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