第16話 ページ17
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米「んー…Morning、……今日はパンかい…？」
あ「！あ、アルフレッドさん！
朝は食パンですよ」
米「やったね、俺顔洗ってくるよ…」
その後アーサーさんも起きたが、何も変わった様子はなかった。
相変わらずフランシスさんは紳士な対応しかしないし、話に一切触れてこないことが、余計に頭を悩ませた。
上の空のままソファに腰掛けていると、ふわっといい香りが漂ってくる。甘酸っぱいのと 爽やかで上品な香水の混ざった匂いが、鼻をくすぐった。
仏「…アップルティーにしてみたんだけど、Aちゃんは飲める？」
…匂いの主はフランシスさんだった。
あ「…あ、いただきます…」
しばらく沈黙が続いた。
微妙に肩が触れるこの距離のせいで、緊張が伝わってしまっているのでは、と心配になる。
そしてこの空気を破るようにフランシスさんが口を開いた。
仏「…あのさ、…Aちゃん、怒ってる？」
あ「え？
あ、いや…」
仏「そっか、…なら良かった」
怒ってると思われていたのか…
でもやっぱり妄想じゃなかった。
仏「…それでさ、あの…俺のこと、軽い男だと思った？」
あ「んん…」
少し思ってしまったなんて言えない…
あれ？
いや、待て。
もしかしてそういう挨拶なのだろうか…
そうだったとしたら、とんだ勘違いではないか。
振る舞いも普通だったし…
うん、多分そうだったんだ。
あ「あの…
でも、そちらの国ではそういう文化とかがあると思うし、…スキンシップなのにこんな悩んでて、恥ずかしいですね」
仏「え？あ、ちが、」
あ「よし！
もうこの空気やめましょう！暗いですもん！
この話は一旦終わりましょ？」
仏「あ……」
あ「ね？」
仏「…そうだね。
ごめんね、中途半端な行動して」
あ「いえ、でも朝の挨拶はハグくらいにしてくださいよ？」
仏「う……うん」
よく考えてみれば、そちらの国では単なるスキンシップだったのかもしれない。
早いうちに慣れなくては、この人たちとやっていけないだろうな。
とにかく明日は学校だし、一旦忘れられるように頑張らなくては。
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玉子焼き - 初めまして玉子焼きです！いつも楽しく小説読ませて頂いてます！お兄さんが尊すぎて仏領になりそうです…！更新待ってます！！ (2023年4月26日 16時) (
レス) @page23 id: ae76beec7b (このIDを非表示/違反報告)
ここる(プロフ) - ほのか＠風花さん» 何度もコメントありがとうございます！頑張りまーす！ (2020年10月24日 6時) (レス) id: 77e3902217 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか＠風花 - キャラクターの仕草などがすごく好きです！いつも楽しみに見てます！これからも、ゆっくり更新頑張ってください！ (2020年9月28日 9時) (レス) id: b40e087dcc (このIDを非表示/違反報告)
ここる(プロフ) - はさみのりさん» コメント嬉しいです！まだ見てくださってたなんて…！できる限り頑張ります！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: 77e3902217 (このIDを非表示/違反報告)
はさみのり - うわぁ、こういう小説大好きです!ゆっくりでもいいので更新頑張ってください！ (2020年9月18日 12時) (レス) id: e9d7cf8dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここる | 作成日時：2020年4月12日 2時
