26 絶体絶命 ページ28
「おい、お前マイキーとどういう関係だよ」
『えっと、、ただの友達で、、、』
拝啓お母さん。私今日命日かもしれません。
よくわからないガラの悪い兄弟に絡まれて、今弟の方に殴り掛かられそうです。
「へー、友達、ねぇ」
「お前、俺らのこと知ってんだろ本当は」
『ほんとに知らないです!!』
ブンブン音がなるくらい首を振る。有名人らしいが、本当に知らないのだ。だが、どうにも信じてくれそうにない。
「兄貴やっぱりこいつやっちまったほうがいいだろ」
「待てよ竜胆。そんな急ぐなって」
マイキーくんたちからは感じなかったダダ漏れの不良オーラ。関わってはいけない人だというのが全身で感じ取れる。
結局仲直りせずに終わっちゃうのかな、、と考えると視界が涙で歪んできた。
泣いちゃだめだ。そう思いぐっと堪えていると顔を掴まれそのまま乱暴に顔の向きを変えられる。
蘭さんの顔が視界いっぱいに広がた。
「本当だったらどうするかわかんねーけど、今回はお前の顔にめんじて許してやるよ」
『はい?』
「チッ、そういうことか、」
竜胆さんが呆れた顔をして頭を掻く。
『あの、どういうことでしょうか、、』
「お前の顔ちょー好み♡これからいっぱいかまってやるからなAちゃん♡」
上げられる前髪とおでこに感じる微かな暖かさと小さなリップ音。何が起こったかわからず突っ立っているとまたなと言って2人は帰ってしまった。
『やわらかくて、暖かくて、チュッて音、、』
そこで私はやっと理解した。
『き、き、き、キスされた?!?!』
男性経験なんて1ミリもない私は、そのキスのせいで眠れない夜を過ごしたことは言うまでもない。
何故私の名前を知っていたのか、そんなことを考えもせずに
───────
「兄貴あの女のこと知ってて声かけただろ」
「バレた?」
「その為だけにあいつ等潰されたのかよ、」
「んー?なんのこと?」
「はぁ、、ったく、、本気にはなるなよ」
「お前こそな」
「は?なんのことだよ」
「今にわかる」
───────
『はっ、、くしゅっ』
「どうしたの?A、風邪?」
『んー、なんだろ、寒気がする』
「あら、そう?早くお風呂入っちゃいなさーい」
『はーい』
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夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします! (2021年12月10日 2時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 待ってました!最高です( ; ; )1回読んで、また同じところ何回も読んでます。更新頑張ってください!応援してます。 (2021年12月10日 0時) (レス) @page40 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございますㅜㅜとてもうれしいです!!明日は投稿するので、そちらも楽しんでもらえたら幸いです!ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月5日 1時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 毎日めっちゃ楽しみで、マイキーの夢小説のなかで一番胸きゅんで大好きです!普段の何気ない生活にこんなワクワクさせてくれるお話は初めてです。引き続き更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2021年12月5日 0時) (レス) @page35 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - はなさん» 外したつもりが着いていました、、コメントほんとにありがとうございます( ;; ) (2021年11月16日 18時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜雨 | 作成日時:2021年11月13日 20時