21 保健室 ページ23
カーテンの隙間から入り込む強烈な朝日と、鳴り止まないスマホのアラームで目を覚ます。
『も、、朝、、』
昨日のことで全く眠れず、頭痛と目眩で最悪な朝を迎える。朝ごはんも喉を通らず、適当なメイクで家を出る。
(朝日、まぶし、、)
目の前がクラっとするくらい眩しい朝日に隠れるように日陰を進んで学校に向かう。
教室に入ると、イツメン3人が心配そうに駆け寄ってきた。
「A!体調大丈夫?」
「いきなり帰っちゃってびっくりしたよー!」
「A、クマ酷いよ?ほんとに平気?」
3人とも焦った表情をしている。どれだけ心配してくれているかが伝わってきて、これ以上迷惑かけるまいと、嘘をつく。
『ごめん!ほんと、大丈夫!心配しないでよー!』
ほらこんなに元気!と、その場でジャンプしてみせる、と、足者がふらついてその場で崩れ落ちた。
───────
「じゃあ、次の授業はお休みしましょうか。」
『はい、』
あの後、わたしは保健室に運ばれ、先生と相談した結果次の授業を保健室で過ごすことになった。
早退するか聞かれたが、皆勤賞を狙っているためそれは出来ない。
「来てもらったところ悪いんだけど、会議があって職員室に行かなきゃいけないの、1人で大丈夫?」
『あ、はい。大丈夫です』
「何かあったら職員室においでね」
そう言い残すと先生は保健室から出ていった。
はぁ、と大きな溜息が漏れる。
保健室の寝やすいベッドと、寝不足があいまってすぐに眠気に襲われる、とその時
ガラッと、大きな音を立てて扉が開いた。部屋を歩き回る2つの足音。
(先生いないから早く出ていってくれないかな、眠たいんだけど、、)
そう思っていると、ベッドの前のカーテンが勢い良く開く。
そこに居たのは、マイキーくんとドラケンくんだった。
「Aちゃん!よかった生きてた、、」
「クラスのやつに聞いた。倒れたって、そしたらコイツ血相変えて走り出してよ。場所も分かんねーくせに」
「ケンチンうるさい。」
2人が軽い言い争いをしている中、わたしは1人罪悪感に苛まれていた。
マイキーくんは彼女がいるのに、こんなところにいていいのか、と。
「Aちゃん?どうかした?」
『あ、いや、その、、』
(言うなら、今しかない)
『彼女さんいるのに、こんなところにいていいの?』
2人は目を丸くして叫んだ。
「「は?!」」
211人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします! (2021年12月10日 2時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 待ってました!最高です( ; ; )1回読んで、また同じところ何回も読んでます。更新頑張ってください!応援してます。 (2021年12月10日 0時) (レス) @page40 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございますㅜㅜとてもうれしいです!!明日は投稿するので、そちらも楽しんでもらえたら幸いです!ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月5日 1時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 毎日めっちゃ楽しみで、マイキーの夢小説のなかで一番胸きゅんで大好きです!普段の何気ない生活にこんなワクワクさせてくれるお話は初めてです。引き続き更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2021年12月5日 0時) (レス) @page35 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - はなさん» 外したつもりが着いていました、、コメントほんとにありがとうございます( ;; ) (2021年11月16日 18時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜雨 | 作成日時:2021年11月13日 20時