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「次は体育か……」
俺は生憎体育は得意ではない。暑いし、キツいし、なにしろ疲れる。
こんなに馬鹿みたいに走って何が楽しいんだか。
「今日は2キロ走ってもらう持久走だ。」
は？いやいや聞いてないぞそんなこと。持久走なら仮病使ったのに。
いや、落ち着け、幾ら脳筋教師でも病気なら許してくれる。
よし、具合が悪いと言いに行くんだ。
「位置についてよーい」パンッ
結局言えなかった。春だと言うのに、真夏のように暑いグラウンドを上下ジャージで走る。
ここは魔法学校じゃなかったのか？なんて疑問が頭に浮かぶ。
もう、何メートル走っただろうか。1キロは走ったか？目の前がグラグラする。足がふらついてもう走れない。
「もう、無理……」
グラウンドに倒れ込む。
「おい……大丈夫か、しっかりしろ！」
誰だろう誰かは分からない。顔をよく見れないまま俺は意識を手放した。
──────────
「っは？！こ、こは……」
白い壁に白い天井身体が重くて動かないが感覚的にベッドの上だということがわかる。保健室か？そうか、俺倒れて。
そんな考え事をしていたら人が入ってくる。
「お、目覚めた？おはよ」
しんぺい神だった。
なんでよりによって此奴なんだと心から絶望する。
「あ、今なんで此奴なんだって思っただろ。俺こう見えても保健委員だからさ、先生に任されたの。」
「あ、そ、そう。」
頭の中を読まれた……。なんて奴だ此奴は。
「お前さー、なんでこんな暑い日に長袖長ズボンで走るわけ？倒れるのなんて当たり前じゃん」
「いやそれは……その」
俺は人に肌を晒さない。昔から引きこもりがちだった俺は太陽に当たらない生活をしていたため、信じらないくらい色が白い。気持ちが悪いと、言われてしまう。
「まー、言いたくないならいいけどさ、倒れてからじゃ遅いんだよ？」
「それは、すまない……」
自分の不注意で倒れたうえに、看病までしてもらい、そして叱られるなんてなんて屈辱。
なんて悶々としていたら
「スキあり！」
しんぺい神にジャージを剥ぎ取られた。
「ちょ、なにして！お前！返せ！」
必死に取り返そうとするも、身体が思うように動かない。
そんなに俺を見るんじゃない。どうせお前も周りと同じなんだろう。気持ちが悪いって思ってるんだろ。くっそ、動けよ俺の身体。
そんな俺の気持ちをかき消すような通る声でしんぺい神は言った。
「……綺麗」
▽→←There is nothing me and you are all【snni】(魔法パロ)
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夜雨(プロフ) - ルインさん» ありがとうございます(TT)ほんとうにありがとうございます！！ (2020年6月26日 0時) (
レス) id: 1ce0c5d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ルイン(プロフ) - 大好きです!!(大声)大!!好!!き!!で!!す!!(大声)(大切な事なので2回目)←最高の作品をありがとうございます!!(めっちゃ大声)←← (2020年6月26日 0時) (レス) id: d94c10afc6 (このIDを非表示/違反報告)
YOSAME(プロフ) - アアアアアさん» この今日聞いた瞬間相棒組しか思いつかなくて衝動買いしてしまいました(照)いえいえ！！楽しんでもらえたなら何よりです！！！ (2020年4月1日 16時) (レス) id: 1ce0c5d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
アアアアア - 最初から曲パロ！この曲知ってる人少ないから，，ありがとうございます！ (2020年4月1日 15時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜雨 | 作成日時：2020年3月4日 10時
