救い主達3 ページ20
悪夢だ
夢だ...夢だ
信じない
「どうしたの？A」
俺の目の前に立ってる幸村さんは
血まみれだった
「怖い？大丈夫だよ。これは俺の血じゃない」
『...』
俺は震えて、声が出なかった
いつの間にか幸村さんに連れて帰られて
目が覚めれば、血まみれの幸村さんがいた
「可哀想に..そんなに震えて」
幸村さんは俺の頬に触れる
『っ..』
鉄サビの血独特な匂いが俺の鼻を刺激する
「これが誰の血か知りたい？」
Aは首を横に振った
「教えてあげようか。A」
怯えるAの前に、写真を置く
『！！』
「撮ってきたんだ。Aの為に」
『ぁ..う』
「最高じゃない？この苦しんだ顔とか」
Aの目から涙がこぼれる落ちる
そう、写真に写ってるのはAの両親
ただし、引き裂かれた姿
『ぁ..おか、さ......と、さん』
「...」
『うぁ......ぁ......うっ』
Aは吐き出した
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら
胃のものを吐き出す
「悲しい？苦しい？」
ほくそ笑みながら、Aを見下ろす
「俺が憎いか？けど仕方ないよ。Aが招いた結果だもの」
嘔吐するAの顔を掴んで
俺の方を向かせる
「蓮二や仁王が、お前を助けようとコソコソしてるみたいだね......二人をこんな姿にさせたくないなら..ちゃんと俺に服従しろ」
『うぁ..』
「これ以上、お前の為に..犠牲になる者を出したくないだろう？A、お前は優しいからね」
『...』
「俺の言う事に逆らうな。例え死にそうな理由があっても、逆らうな..そうすれば、誰も死なずにすむ」
Aの口にキスをする
「わかったね...A、これが俺の最後の注告だよ」
『...ん』
涙を流しながら震える声で返事をした
「いい子だね...A」
Aの頭を優しく撫でる
「本当に..可愛いな」
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豆猫(プロフ) - うっ……続きが気になります……！是非ゆっくりでいいので続きを書いてください…！ (2018年4月16日 22時) (
レス) id: 4cd43813c6 (このIDを非表示/違反報告)
Kano - 続き書いてほしいです！ゆっくりでいいので…。これからも頑張って下さい。 (2017年9月22日 20時) (レス) id: 9c07a68af0 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - Kanoさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2017年8月3日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
Kano - 頑張ってください。楽しみにしてます。 (2017年8月3日 13時) (レス) id: 9c07a68af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年7月29日 22時
