15話：ゆーやけ ページ16
お茶子side
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「いちにぃさん･･･あれ？女子一人いなくない？」
「葉隠さんはちゃんと居ますか？」
「いるよ！！気づいてよヤオモモ！！」
女子･･･というより、男子も一人少ない筈。
だって、
「デクくんとAちゃんがまだ来てないよ」
「あ、本当だ。ちょっと電話かけてみる？」
もう空が夕焼け色になってきてる。早く帰らないと相澤先生に怒られちゃうんだよね。
「･･･お茶子ちゃん」
「ん？なに？」
「本当に、これで良かったの？」
「何が･･････あー･･･あはは、それかぁ」
うん、良いんだよもう。
私がそう頷くと梅雨ちゃんは、そう、と皆の方に戻って行った。
まさかAちゃんが！？って感じだった。最初は。
でも元々気持ちは隠すって決めてたし、私はデクくんとただの仲間でいたいって思ったんだ。
Aちゃんは･･･何を考えているのかは分からないけど、Aちゃんもこれからきっといっぱい悩むんだよね。
だったら私がとやかく言うのは変やん。
「･･･よし！頑張ってくれよ〜Aちゃん！」
「麗日何ひとりで喋ってんだ？」
「なんでもない！」
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Aside
「まさか閉園時があんなに混むとは思わなかったなぁ」
「すっかり人に流されちゃったよね」
人混みに飲まれて一度引き離されたりしたからか、随分時間がかかってしまった。
早く戻らないと多分もう皆のこと待たせてるな･･･。
「ごめんね、迷子になりやすくて私。･･･だからかな？」
「なに？」
「いや･･･だから手繋いでくれてるのかなって」
「え･････････うわっ！！！！」
出久が握っていた私の手を離す。
無自覚で私が迷子にならないように繋いでてくれたのか。すげぇ。
「ごごごごごめ、ごめん！！！！」
「いーよ、ありがとう。でも手繋ぎながら帰ったら皆びっくりするよね多分」
「そりゃもう盛大にからかわれそうだね･･･」
「よーし繋ぐか」
「やめとこ？;;」
真っ赤になって両腕を振る出久。
「･･･Aちゃん、あのさ」
「ん？」
「本当は･･･僕から誘おうと思ってたんだ」
「マジか、運命だね」
「･･･うん」
夕焼けのせいか、出久の顔がさっきより赤く見えた。
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ごでぃば。(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！割と先の展開たくさん考えてるので、是非これからもお楽しみください！更新頑張ります(*´ｰ`*) (2018年7月10日 17時) (
レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - この作品、すんごく好き！！続きが気になって仕方ないです！！出久くんとどーなるのかな〜((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸー (2018年7月6日 3時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - みかんさん» デクくんの小説少ないのなんででしょうか･･･(？？？)これから更新頑張ります！ (2018年6月1日 19時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます！デクくんいいですよね･･･(´^q^｀)早めに更新復活しますね！ (2018年6月1日 19時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 初めまして！！すごいこの小説がこう…なんというか私の性癖にストライクしています！下の人のように、なかなか緑谷くんとの小説がなくて…でも少ない代わりに面白い小説しかないのがいいところですね(^^)この小説作ってくれて、ありがとうございます！応援しています。 (2018年6月1日 19時) (レス) id: a4b6c7fcf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごでぃば。 | 作成日時：2018年5月11日 15時
