1話：夏が暑くて ページ2
「ねぇ･･･別に手伝ってくれなくても良いんだよ？」
私と緑谷くんの両手に抱えられているのは大量の清涼飲料水が入ったダンボール。
夏だからって学校側が負担してくれたんだけど、3箱も運べるわけねーだろ！
･･･なんて言えるはずもなく、一人で受け取ってしまったのが失敗。
たまたま放課後の教室に忘れ物を取りに来た緑谷くんに2箱も持たせる羽目になってしまった。
「え？良いよ全然！こんなに沢山あったら一人だと往復しなきゃいけなくなるし」
「そうだけど。なんかごめんね･･････じゃなくて、ありがとう」
こういう時は本当はありがとうって言われた方が嬉しいってのは私も知ってる。
あぁ、緑谷くんが笑ってる･･･相変わらず眩しい笑顔だなぁ。
「それにしても、なんでこんなに･･･」
「夏になると1日に1回は脱水症状になるから、事前に言っておいた。そしたら･･･」
「そっか･･･戦闘訓練なんかがある時は特にね」
汗なんてかいた矢先に蒸発させちゃうから気づきづらいけど、本当に汗っかきなんだよなぁ。
「･･･あ、これ部屋まで持ってけば良い？･･･というか、女子寮って僕が入っても大丈夫でしょうか･･･？」
「緑谷くんなら大丈夫でしょ」
峰田くんはともかく。
そんなこんな言ってるうちに部屋についた。
やっぱり寮になってから生活が便利だなー。
「じゃあ開けるから中に･･････どうした緑谷くん」
「ヘぁッ！？い、いやその･･･」
ダンボール持ってるから顔は見えないけどめちゃくちゃ戸惑ってるのは分かった。
あんまり長く持たせてるのも悪いから中に入れてあげよう。
「入っていいよ。さっきエアコン付けてきたから涼しいし･･･休んでく？」
「･･･え、あ、それは･･･」
ダンボールの横から顔を少しだけ見せて、夏の暑さのせいか顔を赤くした緑谷くんが呟いた。
.
「･･･いいの？」
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ごでぃば。(プロフ) - ユルルルークさん» ありがとうございます！割と先の展開たくさん考えてるので、是非これからもお楽しみください！更新頑張ります(*´ｰ`*) (2018年7月10日 17時) (
レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ユルルルーク - この作品、すんごく好き！！続きが気になって仕方ないです！！出久くんとどーなるのかな〜((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸー (2018年7月6日 3時) (レス) id: 648139b792 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - みかんさん» デクくんの小説少ないのなんででしょうか･･･(？？？)これから更新頑張ります！ (2018年6月1日 19時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます！デクくんいいですよね･･･(´^q^｀)早めに更新復活しますね！ (2018年6月1日 19時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 初めまして！！すごいこの小説がこう…なんというか私の性癖にストライクしています！下の人のように、なかなか緑谷くんとの小説がなくて…でも少ない代わりに面白い小説しかないのがいいところですね(^^)この小説作ってくれて、ありがとうございます！応援しています。 (2018年6月1日 19時) (レス) id: a4b6c7fcf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごでぃば。 | 作成日時：2018年5月11日 15時
