フィニス・カルデア「続！」 (ページ23)

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番外編ver鈴ページ23

鈴「お次はヴラド三世！
ワラキア公ヴラド三世は通称ドラキュラ公、または串刺し公。小説『ドラキュラ』に登場する吸血鬼・ドラキュラ伯爵のモデルの一人として知られる。現在は、故国を侵略から守るために戦った英雄として再評価されている。
1459年、ヴラド三世はワラキア領内の大貴族を打倒して権力を掌握して中央集権化を進め、公の直轄軍を編成し、さらにオスマン帝国への貢納が一万ドゥカットに引き上げられたのを機に拒否
オスマン帝国がワラキア公国に使者を派遣して貢納を要求すると、ヴラド三世は使者を生きたまま串刺し刑に
その後オスマン帝国のスルタン、メフメト2世は大軍を率いてワラキアに何度か侵攻したが、兵力に劣るヴラド三世はゲリラ戦と焦土作戦でもって激しく抵抗し、その都度撃退
1462年の戦いでヴラド三世は、メフメト2世の首を標的とした夜襲をワラキアの首都トゥルゴヴィシュテ城外に敢行してオスマン帝国軍の多数を殺傷するも、イェニチェリの激しい抵抗にあってメフメト2世を殺すことはできなかった
その後、入城したメフメト2世を待っていたのは、ヴラド三世による大量のオスマン帝国兵の串刺しの林であり、それを見て戦意を失ったメフメト2世はワラキアを撤退した
同年、オスマン帝国はヴラド三世の弟ラドゥを支援し、ヴラド三世から離反した貴族達を糾合させてヴラド三世の追い落としに成功する
ヴラド三世はトランシルヴァニアに落ち延びたが、ハンガリー王マーチャーシュ1世にオスマン帝国に協力したという罪状で捕らえられ、幽閉の身となる
この頃に、最初の妻がポエナリの城の塔から投身、フランシス・フォード・コッポラの映画『ドラキュラ』(1992年)では、この事件をヴラド三世が反キリストの吸血鬼となったきっかけとしている
1474年、ヴラド三世は12年間におよぶ幽閉から釈放されこの間、カトリック教国からの支援を得ようとして正教会からカトリックに改宗したがこの改宗によって彼は東方正教中心であったワラキアの民衆の人心を失った
1476年、ヴラド皐世は3度目のワラキア公に返り咲くも、同年、現在のブカレスト近郊でオスマン帝国と戦って戦死
一説には、ヴラド三世に敵対するワラキア貴族による暗殺ともいわれる。オスマン帝国軍は、ヴラド三世の首を塩漬けにし、コンスタンティノープルに持ち帰って晒したという。ヴラド三世の遺体はスナゴヴの修道院に葬られたとされる」

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