フィニス・カルデア (ページ17)

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第14話ページ17

緑谷「話は、戻るけど

いざ、委員長やるとなると務まるか不安だよ…」

麗日「ツトマル」

鈴「いけそうじゃない？」

蓮「ふぉん(うん)」ﾓｯﾓｯﾓｯ

飯田「食べながら、喋らない方がいいぞ
蓮君

それに、大丈夫さ」

カレーを食べながら

飯田「緑谷君のここぞという時の胆力や判断力は"多"をけん引するに値する

だから、君に投票したのだ」

緑谷「(君だったのか)」

鈴「飯田君、だったんだね」

あんなにも、手をそびえ立たせながら言っていたのになんで、緑谷だったのか

麗日「でも、飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？

眼鏡だし」

蓮「ふぇばねイホールひひんひょうほね(眼鏡イコール委員長だね)」ﾓｯﾓｯﾓｯ

飯田「だから、食べながら喋るなと…

"やりたい"と相応しいか否かは、別の話…
僕は、僕の正しいと思う判断をしたまでだ」

「「「"僕"！！」」」

僕という言葉に反応する四人
飯田もハッとしている

麗日「ちょっと思ってたけど、飯田くんて

坊っちゃん？」

坊っちゃんと言う言葉に
反応する飯田
その後は、項垂れながら
自身の家のこと、尊敬する兄のことを生き生きしながら話していた

初めて見たであろう、飯田の笑顔もレアだと思った

鈴「あの飯田家だったとはねぇ～」

蓮「ｺﾞｯｸﾝ。でも、飯田ってそこしか知らないしねぇ」

緑谷「そう言えば、二人のお姉さんの藤丸先生もヒーローだよね」

麗日「そうなん！？」

飯田「知らなかったのか、藤丸先生はあの"ムーンセル"って言うヒーロー名だぞ」

麗日「なんで、"ムーンセル"？」

と聞かれた鈴と蓮は

鈴「確か、"万能な月の聖杯"って意味だったと思うよ」

蓮「確か、そうだったね」

緑谷「藤丸先生も二人と同じ個性なんだよね」

鈴「うん」

麗日「私、いまいち二人の個性のことわかってないんやけど」

蓮「確かにちょっと、複雑だからね～」

と言ってご飯をほう張る

飯田「…ところで、蓮君

君、ご飯何杯目だ？」

蓮「…3？」

唖然
という言葉が似合う場面であった