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第68話 ページ19

スポットライトに照らされた埃が、まるで星のように煌めいている。









ステージの中央に立つ数歩でさえ、心臓が先走って踊り始めてしまそうだった。










顔を上げる。


心の中で、私は唱える。







『神様、神様、どうか私の前に姿を現してください』









網膜の裏に、優しく微笑むシャオジュンが浮かんだ。





そして瞳をゆっくりと開ければ、目の前の客席にはこちらを一心に見つめるお母さんがいる。











私はもう、宇宙一最強だった。










音楽が鳴る。










何百回、何千回と踏み続けたステップを、今日もまた踏み出した。

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：もちこ | 作成日時：2023年12月29日 22時

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