【小説】よし、占ツク作者でシェアハウスしよう。【募集企画】

十三話　「そういえば」 ページ14

「ただいま〜…」


怠そうな声をあげて、ドアを開ける。残念ながら返事は帰ってこなくて、どうやら全員まだ学校にいるようだ。

今日は早下校だもんね。


「ふふ…リビング一人じめ〜」


そう言いながらふかふかの絨毯を転がる。

段々悲しくなってきた←


起き上がると、目に入る時計。
当分は帰ってこなさそうだな…

ゲームでもするか。








＊







ああ退屈。ゲームももうやる気分じゃないし、他にやることないよ…


…何か作ろうかな。

私は立ち上がって、台所に向かった。
うわぁ…お皿溜まってる…


…仕様がない、洗うか。


ゴム手袋をして皿を手に取る。スポンジにかるく洗剤をつけて、水をかけて絞った。


「…」


段々前がぼやけて行く。

またか。また泣いているのか。


零れ落ちた涙は拭かず、そのまま落ちていった。




何が悲しいのかな。ここにいる皆は凄い優しいし、学校でも何かあったわけではない。(よく問題起こすけど…←)


わけのわからないところで泣くのはやめたいな。

隠れた感情に、いつ気づけるかな。


「…さあっ、気を取り直して…！」


こんなブルーなことを考えてはいけない。

お皿をとって、ただただ洗う。



そろそろ皆帰ってくるかな。久しぶりに料理つくるの手伝おうかな…。




「あれ…そういえば、もうクリスマスじゃん」


…久しぶりに地下でパーティーやろうかな。








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クリスマスイベントです

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