第二十七話:ビブルカードの原因 ページ34
「そういやA！起きたのか！いやぁ良かった良かった、俺はてっきり死んじまったのかと…」
ルフィさんはその失礼な発言を言い切る前に、仲間の一人に頭を叩かれて阻止されていた。
「もういいだろお前ら！医者と患者以外は一旦外で待つんだ！」
「お前も医者だろ！チョッパー！」
「あー！？俺も医者だった！！！」
最初に目覚めた私を見た可愛い子が、皆と自分を部屋から押し出していた。
「でも、医者は一人で足りるからな！」
皆は直ぐに部屋から退散して行き、魔法みたいに扉が一瞬で治った。
一体ここはどこなのかしら。
見た所お城みたいな造りをしているけれど…
「A、お前は意識障害になって五日間眠り続けていたんだ。」
『…え？』
ローは私のベットに腰かけると、手を繋ぎながら今まで起きた話をし始める。
「血だらけで倒れたお前を、森で一番最初に見付けたのは俺だったから、一命を取り留めることが出来た。」
「…麦わら屋が言っていたこともあながち間違いじゃない。Aがあの時、生死の境をさまよっていたのは確かだ。」
『…そんな、私……』
じゃあ、夢であった母さんは…
本物だったのかな…
というか私、あの時逃げ出していなかったら……死んでたの…？
私は恐れから、ローの手を強く握った。
あの時あなたのビブルカードが燃えなかったら、私は…
その時何故か私は、ビブルカードが燃える理由を思い出した。
ビブルカードはその本人の生命力を表している、
だから怪我をしたりすると燃えていくようにどんどん小さくなる。
あの時、ビブルカードは三分の一くらい燃えていた。
それって、かなり無茶したって事よね…
ローが無事なのか怖くなった私は、
勢いよくローを引っ張り、ベッドに押し倒す。
傷がないか確かめる様に、体の至る所に触れた。
「A！？何を…っ！！」
ある所に触れると、ローが少し顔を歪めた。
ここは、肋骨？
『やっぱり、怪我したのね…』
「おい、いきなり起き上がるな。」
… … …
第二十八話:大きな誤解→←第二十六話:愛を知るあなたは、私の夢
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒山羊(プロフ) - 瑠璃さん» コメントありがとうございます！最後までありがとうございました！ (2022年10月30日 0時) (
レス) id: 61644a4ba4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 完結お疲れ様です❗とても良いお話でした(*´∀｀)素敵なお話ありがとうございました❗ (2022年10月29日 23時) (レス) @page50 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - kyokunarebaさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉です！最後までありがとうございました！ (2022年10月29日 19時) (レス) id: 61644a4ba4 (このIDを非表示/違反報告)
kyokunareba(プロフ) - 完結お疲れ様😆🎵🎵 (2022年10月29日 19時) (レス) id: 486500e958 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！間違いの指摘とても助かります！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 61644a4ba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒山羊 | 作成日時：2022年10月8日 18時
