死の外科医の『所有物』 【ONEPIECE】【トラファルガー･ロー】【ジェルマ66】

第十六話:独占欲 ページ23

〜ローside〜



『…ロー…わたし知らない人と結婚しちゃうのよ…？』


『…なのにどうして、迎えに来てくれないの…！！』




あいつは今、あの島で再び閉じ込められるという事だ。

ビックマムの子供と、結婚だと…？



それを俺が、許すとでも思ったのか、ビックマム。



「今からお前を奪いに行く。それまで誰にも触れさせるな。」

「お前は14年前のあの日から、俺のものだ。」



俺はAにそう伝えて、電伝虫を切った。


落ちた刀を拾い、

俺だけホールケーキアイランドに向かうと他の奴らにことを伝えに行こうとしたその時、

目の前から気配を感じた。



ゾロ
「自分の女を取られたってことか…?」

錦えもん
「俗に言うNTRでござるな!」




「…お前ら、盗み聞きしやがったな。」




どうやら今の会話を一緒にワノ国に来ていた2人が聞いていたらしい、目の前の草むらから静かに出てくる。

そして、ゾロ屋が俺の目の前に立つ。




「テメェの女が泣いてんだ、とっとと追いかけろ。」



一丁前に腕を組んで上から目線で言われると少々腹が立つが、元よりそのつもりだ。



「当たり前だ。俺は行くぞ。」



錦えもん
「同士集めは拙者達に任せて行くでごさる！」


ゾロ
「しかしここからホールケーキアイランドってとこに行くには、随分と時間がかかるんじゃねえのか？」





「安心しろ、悪魔の実の力で島々を飛んでいく。どうやら一刻を争うみたいだからな。」

「自分のものを取られるわけにはいかねぇよ。」



そう言って、ローはワノ国を出た。

自分のものを、取り戻す為に…




… … …

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