最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

56話 天元が助けに来てくれたが……しのぶに疑われてるぞ。 ページ10

『やぁ“天元”、今日はいい夜だな。』



天元「お前よく俺に気づいたな。」ｶﾞｻｯ



『気配には敏感でね、てか助けてくんね？』



天元「もとよりそのつもりだぜ。おい鬼、Aから離れろ。」



童磨「…お仲間かな？残念だ、楽しんでたのにね、Aちゃん。」



『私は全然楽しくない。』



(ったく、制御装置ってどうやって治すんだったっけ……)




天元「…っ！？お前Aに何してんだ！」



童磨「今頃気づいたんだね、まぁ今日は暗いし、君も遠い。」



『天元、もう私は動けない。一人で上弦の弐を倒せるか？』



天元「っ…上弦の弐か、ちと難しそうだな…」



『…そうか、分かった。』



ていうかもう朝になるな。



『おい童磨、もうすぐ朝になる、死にたくなかったら早く私の上からどいて逃げろ。』



童磨「…少し遊びすぎたかな…よし！俺もまだやりたい事があるし、今日は逃げるとしよう。」



『あぁそうしろ、次会った時は喰ってやる。』



童磨「ははは、Aちゃんは面白いな、俺を喰べちゃったら鬼になっちゃうよ？」



『知らん、絶対に喰う。』



童磨「恐いなぁ……じゃあ俺帰るね、お仲間さん、Aちゃん返すね。」ﾎﾟｲｯ



天元「っうわ！？」ｽｯ



ナイスキャッチだ天元。



天元「おい待てって！！って…もう居ないか。」



天元「…お前派手にやられたな…下はやられてないか…？」



『…安心しろ、未遂だ。』



天元「…はぁ、よく見たらちょっと喰われてんじゃねぇか。」



『あぁ、肺にも穴をあけられたし肝臓もぐちゃぐちゃにされた、正直しんどい。』



天元「…お前羽織はどこにやった？」



『…あれ？……あいつ私の羽織持ってたな…』



天元「…隊服一回脱げ。」



『え？なんで』



天元「胸丸見えだからだよ！！」



『…oh......』



そんで隊服一回脱いで天元に被せてもらった。



天元「とりあえず胡蝶のとこ行くぞ。」



『うん、ありがとう。』



… … …




ｶﾞﾀｯ しのぶ「Aさんｯ！？」



『やぁ……久しぶり…』



しのぶ「どうしたんですか…！！まさか…宇髄さん？」



天元「俺じゃねぇよ！！」



『上弦の弐の鬼に肺に穴あけられて肝臓ぐちゃぐちゃにされた。下の方は未遂だから安心しろ。』



しのぶ「。。。何が下の方は未遂だから安心しろですか……」



天元「あとこいつ少し喰われてる。鎖骨から上が少し無かった。頸にも深い噛み跡がある。」

57話 しのぶさんの治療、鬼畜すぎるぜ！→←55話 童磨に拷問さてるんだけど誰か助けてくんね？

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