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55話 童磨に拷問さてるんだけど誰か助けてくんね? ページ9

童磨「人間は痛いと泣くからね。」



『…そういうことかよ……』



童磨「でもAちゃん全然泣かないね?痛くないのかい?」



『…痛みは少ししか感じない。昔私がヘマして敵に捕まって情報を吐かせるために拷問されたことがあるからな…』



童磨「そっか、俺もあまり感じないよ。一緒だね!」



嬉しくねぇよ。



童磨「…じゃあ、これなら痛いかな?」ズプッ



『……』



童磨が私の左胸に指を刺して入れた。



『…痛くないな。てかやめろ、キモイ。』



もう少しで心臓に刺さりそうだな…



童磨「えー…これ痛くないの?肺だよ?息するの辛いでしょうに…」



『やめろ、あとお前に泣くのを手伝ってもらう筋合いは無い。』



私は痛みで泣くのではなく、優しさで泣きたいのだ。



童磨「…どうすれば痛くて泣くのかなぁ…」



また聞いてないし…聞けよ、人の話。



童磨「…あっ!そうだそうだ思い出した…たしかここは激痛が走るんだったよね?」ズププ



『っぐ!?!』



やばい!!まじで痛いっ!!そこはどこだ!!



童磨「“肝臓”さ、ここは1番痛いんだよね…あれ?Aちゃん目から血が出てるよ?」



『…まさか』



Aは人造人間だ。

つまり身体のどこかに制御装置がある。

それがどこにあるかは……Aも知らない。



(駄目だ、制御装置をやられた。体が動かん。)



童磨「あれれ?体が動かなくなったね。もしかして俺やり過ぎたかな……どうしよう、無惨様に怒られちゃうなぁ。」



童磨「…でもAちゃん、泣いちゃったね。」ケラケラ



あ、こいつ本当に最低だ。



『…血涙だろうが…あと早く指抜けよ、痛い。』



童磨「あぁごめんね忘れてたよ。」ズププッ ペロ



『…そんなに私の血が美味いか童磨。』



童磨「そうだね、舐めたくなるほど美味しいよ。でもAちゃんの血は稀血の中の稀血だから、もっと強くなれる。」



『そうか、死ね。』



童磨「ははは、酷いなAちゃん、泣くのを手伝ってあげたのに。」



『頼んでねぇよ。あとお前のせいで体動かなくなったわどうしてくれんだよ。』



童磨「ん?別に大丈夫さ、むしろ好都合だよ。これで安全にAちゃんを連れてけるからね。」



(…これ本当にピンチなんじゃないか?体動かないし、死ぬ事も出来ないし。どうしよう。)



童磨「あれ?もしかして怖い?顔が引き攣ってるよAちゃん。」



『…ご心配なく。』



あぁ良かった、運良くて。

56話 天元が助けに来てくれたが……しのぶに疑われてるぞ。→←54話 大丈夫かな……私喰べられてるんだけどさ…



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黒山羊(プロフ) - りのさん» のわぁぁ!!ありがとうございます!! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - あの!あの!火柱ではなく炎柱ですよ! (2019年12月13日 18時) (レス) id: e4553ad800 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - Таняさん» なんと!ありがとうございます!! (2019年12月11日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
Таня(プロフ) - とても面白いです!毎日楽しみに待ってます!炭治郎達が蝶屋敷で習得したのは、全集中常中ですよ。 (2019年12月11日 23時) (レス) id: c8019f5fdc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 桜冬月さん» コメントありがとう!!頑張ります! (2019年12月7日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年12月5日 19時

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