54話 大丈夫かな……私喰べられてるんだけどさ… ページ8
『…』
童磨「真似してるんでしょ?人間の。」
童磨「知ってるよ?感情が無いから人間の真似をして芽生えるようにしてるの。」
『…さすがに大切な人から貰った物を壊されたら何か感じると思ってたんだけどな…結局何も感じない。』
(…博士。試作品だったとしても、心を入れて造ってくれよ。)
『…それが死ぬほど嫌だ。』
童磨「……君はやっぱり俺と同じだ。」
童磨「快・不快程度の弱い情動はあるんだ。」
『…』
童磨「共感性もきっと欠如してるんだろう?」
『…ははは!!正解だ童磨!!ここまで勘づいたやつは殺し屋時代にも居なかったぞ!』
童磨「……殺し屋かぁ…」
あっ、しまった。つい。
『…まぁだが、私には共感性もないし。今みたいに快・不快はあってもそれでさえ弱い。』
『だから頑張って感情が芽生えるように人間の真似事をしてるんだが……全く芽生えない。効果がない。泣けない。』
もう疲れた……もういいや…
童磨「なら俺が手伝ってあげるよ。ちょうど俺も感情が欲しかったところだしね。」
『は?何言ってんだお前?』
ガブッ
『いっ!?!』
こいつっ…私の頸噛みやがった…!!
ジュルッ
童磨「……」ゴクッ
え???…私の血飲むの???
『ぐっ……おい、飲みすぎだぞ…』
まずい…意識が朦朧としてきた…
童磨「……っはあ…Aちゃんの血って変な味するね、美味しいけど。」
『そりゃどうも…で…何してんの』
童磨「ん?いやぁ人間って血を半分くらい飲んだら死ぬか、意識が朦朧となり…“感覚は研ぎ澄まされる”らしいね。」
『…え?それがどうしたんだ…』
あとお前血飲みすぎな???もうちょっとで死ぬんだけど私……まぁいいけど。
童磨「まぁ、こういうことさ。」ガリッ
『いっ!?!?たぁ!?!!』
はぁ!?!何こいつ何してんの!?!
鎖骨噛みやがった……てかいつもより痛い…
童磨「あれ?Aちゃんの肉って薬みたいな味するね。」ムシャア
『。。。へ?喰ったの?私の事?』
あれ?よく見てみると鎖骨から上の所少し無いね。喰われてるねこれ。やばいよねこれ。
童磨「うん。喰べたけど、別に少しぐらいいいだろう?」
いや良くないからね?何言ってんの?
『…なんで喰べたの?目的は?』
童磨「ん?君を泣かせるためだよ??泣きたいんでしょ??」
童磨「そのために血を半分飲んだんだよ?」
oh......
55話 童磨に拷問さてるんだけど誰か助けてくんね?→←53話 本当にまずいことになった。
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黒山羊(プロフ) - りのさん» のわぁぁ!!ありがとうございます!! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - あの!あの!火柱ではなく炎柱ですよ! (2019年12月13日 18時) (レス) id: e4553ad800 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - Таняさん» なんと!ありがとうございます!! (2019年12月11日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
Таня(プロフ) - とても面白いです!毎日楽しみに待ってます!炭治郎達が蝶屋敷で習得したのは、全集中常中ですよ。 (2019年12月11日 23時) (レス) id: c8019f5fdc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 桜冬月さん» コメントありがとう!!頑張ります! (2019年12月7日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年12月5日 19時