検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:249,150 hit

88話 義勇と二人きりで何を話せと。 ページ42

天元「じゃ、ちゃんと寝とけよA〜」



煉獄「A少女を任せたぞ冨岡!!」ピシャンッ



義勇「あぁ…」



『…まじで行きやがった…』



ギシッ



義勇「…A」



『…え?』



何?なんでベットに乗ってきたの??いや、めちゃ顔寄せてくるじゃん。



『義勇、何してんのさ』



義勇「ずっと、聞きたいことがあった。」



『…聞きたいこと…?』



義勇「…あの時、なんでお前は俺の事を義勇と呼んだんだ?名前も知らないはずなのに」



『…それは、私も分からない。あの時は、勝手に口が動いたんだ……そう、煉獄の時と同じで…』



そうだ、煉獄の時と同じだったんだ。あの時、女の人の声がして、気付いたら口が勝手に動いて喋ってた、言葉も何も考えてなかったのに…



義勇「…お前の喋り方は…俺の…死んだ友に似ている…というか、同じなんだ。」



『…なぁ…その死んだ友達って…頬に大きな傷があるんじゃないか?』



義勇「っ…あぁ、たしかあったと思うが…」



『髪の色は、宍色か…?』



義勇「…お前、“錆兎”を知っているのか???」



義勇「いや、会えるはずないか……だが何故……A?」



『“メモリーチェック”』ギュルンッ



…あぁ、やっぱそうか。お前が、錆兎の言っていた“あいつ”なんだな。



義勇「…何をしたんだ?目が赤く…」



『義勇、私はね、二年前にその錆兎という少年と会ったんだ。』



義勇「会った?しかし錆兎はもう…」



『恐らく錆兎は幽霊にでもなってたんだ、鱗滝さんのためと、義勇のために…』



義勇「…俺のため?」



『これは誰にも話してなかったが、炭治郎があの錆兎を殺した鬼を斬った時に、声が聞こえたんだ。』



『“あいつを頼む”って。』



義勇「…」



『あいつって、誰なんだろうとずっと思ってたが、多分お前だよ。義勇。』



義勇「…だが俺は…俺のせいで錆兎がっ…」



いきなり下を向き、顔を手で覆い震え出した義勇に戸惑っていたら、また声がした、今度は大きく、そしてハッキリと。



_____お前の声と体、借りる。



『…錆兎…?』



ビリビリ



『義勇。』



義勇「っ!?…錆兎っ!!」



なんだ?どうなってる?勝手に変身したし勝手に喋ってる、しかもこの声、錆兎の声だ。



パチンッ



『いつまでそうしているつもりだ。』



えぇぇぇ!?ビンタしちゃったよ!?何しての私の体!!一応義勇は私の上司だぜ!?やばいって!



義勇「…」

89話 哀愁を抱える君に、最大の救いを。→←87話 柱3人に囲まれてる。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
606人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 殺し屋 , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒山羊(プロフ) - りのさん» のわぁぁ!!ありがとうございます!! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - あの!あの!火柱ではなく炎柱ですよ! (2019年12月13日 18時) (レス) id: e4553ad800 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - Таняさん» なんと!ありがとうございます!! (2019年12月11日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
Таня(プロフ) - とても面白いです!毎日楽しみに待ってます!炭治郎達が蝶屋敷で習得したのは、全集中常中ですよ。 (2019年12月11日 23時) (レス) id: c8019f5fdc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 桜冬月さん» コメントありがとう!!頑張ります! (2019年12月7日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年12月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。