75話 私はいつまでたっても弱者である??? ページ29
空虚「おっおい待て…何をしようと」
『これはおまけなんだ。』
スウッ
ギンッ
『“ヌル.アインス.ツヴァイ.ドライ.フィーア. ”』
空虚「それッ!?や、やめっ」
私が“呪文”を言い目が青色に変わると、それは条件が揃いアレができるようになる合図。
『“
_______カチッ
空虚「」
『これでいい。』
それにしても面白い体制で止まったな……怯えて腰が抜けて倒れてる。
その怯えた元凶が私だなんて思いたくはないが…
『私に向かって手を伸ばしても…何も変わらないのにな…』
『昔も、今も。』
昔、私と空虚が大喧嘩して、何故か不思議と体が動いて指パッチンをしてしまったんだよな……呪文は頭の中で唱えてたからそれで発動して何日も時間を止めてやったっけ……もしかしてお前はあの時も私の思考空間を視てたのか?
『それでさっき動揺してたのか空虚?…って聞こえてないか…』
とりあえず空虚の件はもう大丈夫だ。もう一回指パッチンすれば私が止めた空虚の時計は動き出す。
『…よし、とりあえず煉獄を…っあれ?』
ここはどこだ?さっきまでそこに炭治郎が居たのに…煉獄も少し離れたところに居たのに……見える所に居たのに……
『…もしかして、空虚が移動させてた?』
これはまずい事になったぞ、とりあえず糸を張れ……もっとだ…もっと遠くまで……引っかかったらそこに皆が居るはずなんだ……急げ急げ。
______ピンッ
来た、引っかかった。そこにいる。彼奴らが。
(とにかく早く行かないと)
狼はダメだ、足音で気づかれる。
できるかわかんないけど、一か八かだ。
『…鴉!!』ビリビリ
バサッ
『っは、上手くいった!!』
細胞の時間を戻して他の生物に変身するのは時間がかかるから、なりたい生物の名前を言ってイメージを膨らませれば一瞬で変身出来た。また強くなれた。
バサッ バサッ
ガキンッ
『…いた』
見つけた、少しだけ近づいて様子を見よっ
『…え?』
なんだあれ、煉獄の片目が潰れてる。全身血だらけだ
『嘘……はっ!?』
おい待て、煉獄の腹に猗窩座の腕が刺さってる。
…また、間に合わなかった。
私は行動するのがいつも遅すぎる。
本当ごめん煉獄。
ごめん。
謝っても何も変わらないのにな。
それでも…ごめん
76話 嫌だァ……死ぬな煉獄!!→←74話 さぁこっからが本番だ!!
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黒山羊(プロフ) - りのさん» のわぁぁ!!ありがとうございます!! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - あの!あの!火柱ではなく炎柱ですよ! (2019年12月13日 18時) (レス) id: e4553ad800 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - Таняさん» なんと!ありがとうございます!! (2019年12月11日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
Таня(プロフ) - とても面白いです!毎日楽しみに待ってます!炭治郎達が蝶屋敷で習得したのは、全集中常中ですよ。 (2019年12月11日 23時) (レス) id: c8019f5fdc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 桜冬月さん» コメントありがとう!!頑張ります! (2019年12月7日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年12月5日 19時