最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

67話 昔は相棒、今は敵。 ページ21

気づいた方もいると思いますが、スペースのお顔変えました。此方の方が殺し屋っぽいかなと。あとかっこいい。ので、すみません変えました。
… … … …


スペース「まぁ…不便だけど、この能力は殺し屋最強の能力と言われる“時間操作”の能力の唯一隣に立てる能力だしねぇ…」



『私とお前の能力は“禁断”の能力だ、それに相性が悪い。』



スペース「ん？でも2人で任務した時完璧だったじゃん？トランスがターゲットの時間を“止めて”、俺がターゲットの空間を“壊して”、良いコンビだったし、相性良いでしょ。」



『…だから駄目なんだよ、これは大罪だぞ？時間を止めるのも、ましてや人間の空間を“壊す”なんて…世界の均衡がバグる。』



スペース「別にいいじゃん？てか何で今更そんな事気にしてんのさ、昔のトランスはそんなのお構い無しにやってたじゃねぇか。あれ？もしかして今さ…」



スペース「“人間の時間を巻き戻して遊ぶ”の、やってないの？」ｹﾗｹﾗ



『…笑うな。』



スペース「ははは！嘘だろ！あの天下のトランスが！時間の神と言われ恐れられた“クロノス”が！！」



スペース「…もしかしてさ、罪を償おうとしてる？」



『っ…別に』



スペース「無理に決まってるでしょ、俺たち殺し屋は禁忌に触れてる。人を殺しておいて逃げていいわけがないだろ？トランスが俺に教えてくれた事だぜ？」



『…せめてもう人が死なない程度に』



スペース「無意味だよトランス、人は死ぬ、人の運命は決まってる。」



『…でも』




可哀想じゃないか。死ぬ事が決まってる運命なんて。




スペース「運命を変えられた方が可哀想だろ」




ｷﾞｸｯ 『…はは…お前なんか能力博士に付けてもらった？』



スペース「いや？俺は空間操作能力を使って他人の思考空間を視てるだけだよ。トランスもやってるだろ？時間を視てるはずだぜ？」



『…記憶をな、だがその能力は便利だなぁ、私は昔の事しか視れない。』



スペース「俺は昔の空間は視れないぜ？今しか視れない。」



『…とりあえず、協力しろ、この列車には鬼がいる。』




スペース「えぇーなんでだよ、しかもそれ俺の仲間なんじゃね？」



『昔の相棒だろ？お前を敵にはしたくない。』



スペース「“昔は”、だろ？それに今のお前なんか変だし……あぁもしかして、また感情集めやってんの？ははは！諦めろよ、100年やっても無理だったろ？しかもお前の感情集めのせいで俺死にそうになったし。」

68話 昔の相棒との話は結構興味深い。→←66話 殺し屋時代のお仲間？？？

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