最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

47話 視線が痛いなぁ……こっちみるなよ君たちさ。 ページ49

『似てるっ事はおよそ血が近いんだろうが…まぁ私には関係の無いことだ。』



伊黒「…お前はどうやって姿を変えている。」



『…これも生き返りと近い、産まれる前、つまり卵まで時間を遡りそこから遺伝子をいじって姿を変えている。だからさっきの黒山Aの体の大きさで、小さくなったり、もっと大きくなったりと…変身できるってわけ。』



天元「…なかなか難しいことしてんじゃねぇか…」



『まぁな、だが慣れた。この能力は便利だぞ？なんにだってなれる。』


つまり私たち人造人間もそこまで万能じゃないんだよな。


義勇「…お前は人間か？」



『…嫌なこと聞くな義勇。人間にだってこれくらい…』



炭治郎「…Aは、人間じゃない。」



『…』



酷いじゃないか炭治郎。少しショック。



炭治郎「Aからする匂いは…無臭なんだ。」



無一郎「無臭って？どういうこと？」



炭治郎「つまり、Aは感情が無いんだ…何の匂いもしない、動物でさえするのに、Aからはしない……だからAはっ」



『炭治郎、やめてくれないか。』



炭治郎「っ…すまない…」



あぁやめてくれやめてくれ。でもそうさ、本当に鼻が良いんだね炭治郎。

そう、端から感情なんて無い。真似をしてただけさ。

あぁ人間なら今こう思うんだなとか、人間ならこう言うんだろうなとか、人間ならこうするんだろうなとか、真似してるだけ。

だってそうやってたら…感情が芽生えるかも知れないだろ？

心が欲しいんだよ、もう誰かが死んでも泣かない自分を見たくない。



『もういいかなお館様。』



お館様「そうだね…これで終わりにしよう。」




しのぶ「…でしたら竈門君とAさんは…いや、トランスさんかしら？」



『Aでいい。』




しのぶ「では竈門君とAさんは私の屋敷でお預かり致しましょう。はい！連れてってください！！」パンパン



隠「前失礼しまァす！！」ﾄﾞｯ



『ぐへぇ…』



痛いよ、私に恨みあるでしょ絶対。



てことで隠の人にどっか連れてかれた。後から来た炭治郎はなんかめちゃくちゃ謝ってた。隠の人に…


さっきのでかい屋敷からちょっと離れた所で…



隠「お前自分で歩けよ、怪我はもう治ったんだろ？」



『…君は本当にイラつく事をペラペラと…まぁ治ったし、自分で歩く。』



炭治郎「…A、さっきはすまなかった…Aの気持ちも考えずに…俺は」



『大丈夫だよ炭治郎、気にするな。』

お話がいっぱいになったということで……続編へ行こう！！→←46話 仕方ない…炭治郎にバラされたから言うしか……

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