最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

46話 仕方ない…炭治郎にバラされたから言うしか…… ページ48

『…それよりも義勇、よく気づいたな。』



義勇「…頸を斬られて地面に落ちたあとも、お前の目は俺達を観察するように動いていた。」



『…そうか、よく見ていたな。』



炭治郎「…A…どいうことだ…？」



そういえば炭治郎に生き返りの事は話してなかったか…ふむ。大勢にバレる事になるが…仕方ないか。



『まぁ、簡単に言うと私は死んだ。が、体の時間を戻して健康な自分の体まで遡った…という事だな。』



天元「遡った…？」



そう、生き返りと言えども万能ではない。

私は生き返りとしているが実際の所ただの時間の巻き戻しだ。


『簡単に言えば魔法みたいなもんだよ。』



炭治郎「…じゃあ…Aのあの能力は…？」



おいおい炭治郎、そうポンポンと情報を吐くんじゃ…



実弥「能力？能力ってなんだァ？」ｽﾞｲ



わざわざこっちまで来るなよ…あと顔ちけーよ…



『…はぁ、能力ってのはさぁ…“トランスフォーム”』



ビリビリ



「「「「「「「「「！？」」」」」」」」」




『…こういう事だよ…実弥。』



実弥「なっ！？どうなってんだ！！なんでお前がお館様の姿に…！！」



『そういえば…お館様。君は私の事どれぐらい知ってたの？死なない事くらいは知ってたのかな？』



お館様「…いや、私は賭けてみたんだよ。」



賭けてみたってわけか……勇気がおありで。



ｸﾞｲｯ 実弥「おい。今すぐその姿やめろや…」



『分かった。だから首元掴むなよ。また殺したいのか？』ﾆﾔ



ﾊﾞｯ 実弥「っ！？」



『冗談だ。“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ



炭治郎「っなんでその姿に…！！」



義勇「…その姿は誰だ」



『この姿か？これはな…お前ら人間が探し回ってる奴だよ。』



？「俺達が探し回ってる奴…？」



『“オールメモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝｯ



この姿なら元々目赤いし、記憶視ても分からんだろ。



『…煉獄杏寿郎、宇髄天元、胡蝶しのぶ、時透無一郎、伊黒小芭内、甘露寺蜜璃、不死川実弥、悲鳴嶼行冥、そして冨岡義勇。』



煉獄「っなぜ俺達の名前を…」



『この声この姿、よく覚えておけ。これは君らが倒さなければならない…』



『鬼舞辻無惨だ。』



蜜璃「えっ！？」



天元「その姿が！？」



しのぶ「…まるで…」



『ははは！そうだろう？そこで座ってる産屋敷耀哉にそっくりだろ。』



お館様「…おや、何故私の名前を。」



『なぜか知ってたんだよ』



そう、なぜかね。

47話 視線が痛いなぁ……こっちみるなよ君たちさ。→←45話 皆の前で生き返りをして頭くっつけたら驚かれたよ

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