最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

16話 少女連続誘拐犯の変態野郎 ページ17

『…これは酷くね？』




炭治郎「…短いな…」




鱗滝「…短いな。」




今ね、隊服着てみたんだけど、スカート短すぎて泣いた。
こんなん走っただけで見えてしまうやん。
ふざけんなよ、誰だよ設計図書いたの。
絶対変態だろ。



ｽﾝｯ 『うん、前履いてたスパッツでも履こう。』




こっちの世界で起きた時の服が殺し屋の時の服のまんまで良かったよ。



そして私がスパッツ履いて居間行ったら。




『ん？炭治郎、その箱何？』




炭治郎「あぁA、お、それなら大丈夫だな！」




『うん、これなら大丈夫、でそれなに？』




炭治郎「ほら、禰豆子が入ってるんだ。」ｶﾊﾟｯ




『…えっ！？なにそれ可愛い……可愛い…可愛い…』



(……平常心だ…平常心平常心平常心平常心平常心平常心)




後で聞いたところ、禰豆子ちゃんは人の血肉を喰らう変わりに、眠ることで体力を回復しているらしいんだって。




本当に良い子だよね。

… … …


『いやぁ、なんか初めての感覚だなぁ。』




炭治郎「そうか、Aは初めてだったか。」




『うん、なんか凄いね。』




ふら ふら




『…ん？あの人…』




『“メモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝｯ




なるほど、君は少女を攫われた側の人か。

悲しいねぇ、君のせいじゃないのに、女の子のお父さんに殴られたんだね。

可哀想に。




『…炭治郎、あの人。』ｽｯ




私は指をさして炭治郎に教える。




炭治郎「…あの人か。」




『名前は和己だって。』




炭治郎「…記憶を視たのか？」




『うん、消えた女の子のお父さんに殴られたみたい。』





炭治郎「…そうか、っ和己さん！！ちょっとお話を聞きたいのですがいいですか？」

… … …


和己「ここで里子さんは消えたんだ。信じて貰えないかもしれないが…」



炭治郎「信じます！信じますよ！！」




炭治郎「信じる！！」ﾊﾞｯ




(ちょっと炭治郎まじで頭おかしいヤツだと思われるぞそれ。)




でも、鬼の匂いか…



一番嗅覚がいい動物はゾウだが…こんな町中でゾウになったら大事だ。



てことで、




『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




犬が妥当だな。




和己「あれ？今ここに女の子がいたはずなのに…」




炭治郎「え？あっ…気のせいですよ！！ほら、犬だけでしたよ！…ははは…」



(ごめんよ炭治郎、だからそんな怖い顔で見んでくれよ…)




『…わんわん。』



ただまぁこの体だと鬼の匂いが微かだがわかる。

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