最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

8話 最終選別2日目 ページ9

『…ほう、私が恐いのか？』




鬼「もも申し訳ありませんっ！！お許しくださいませっ無惨様ｯ！！！！」ﾊﾞｯ




私の姿に恐れ土下座する鬼。




(…記憶の中の鬼舞辻無惨の喋り方はこれで合っているみたいだな、では。)




『…死にたくなかったら私の前から失せろ』




鬼「しし失礼しますっ！！！！」ﾊﾞｯ




『…どんだけ鬼舞辻無惨が恐いねん鬼さん。』




『“解除”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




『…次会った時には大切な人の姿で殺してやろう。』




前世では悪魔とか言われてたけど、今世なら良いんじゃないかな、鬼もいい気分で死ねるだろう。




『…生きやすいなぁこの世界。』




〜2日目〜



『…嘘だろ、１回死んでたのか…』




木の上で寝てたら１回死んだらしい、脱水症状と空腹で餓死したらしい。




『…天下の最強の殺し屋が…情けねぇ。』




(よし、もう寝ないぞ、木からおりるか。) ﾄﾀｯ





『…最終選別に来た子供たちが死なないように鬼を殺すか。』




＿＿＿＿人助け。




いい経験になりそうだ。




『と思ったがもう半分死んだな、弱いくせに来るから死ぬんだ…哀れな人間共だ。』




今は朝か…川行って魚でも取ろ。




川に来て思ったこと。




？「もうやだぁっ！！！いやぁぁぁ！！！もう帰るっ！！！！」




金髪ヤンキーがいた、絶対クスリやってる。




(…関わったら面倒くさそ…はぁ、魚は諦めて木の実でも食うか…)




踵を返して帰ろうとしたら。




？「ねぇ君っ！！俺と結婚してぇぇ！！！」ｶﾞﾊﾞｯ




気づかれた上に求婚された。




(なんで？気配消したじゃん。)




『…ねぇ君なんで私がここに居るって分かったの？』




？「え？だって心臓の音がしたから…」




(…ほぉ、君も炭治郎と同じ感じの変態だなぁ？恐らく耳が死ぬほど良いんだろう…そうだ殺し屋になる？)←勧誘と変態だ言うな。




『君名前は？』




？「俺？俺は我妻善逸だけど。」




『そうか、私の名前は黒山Aだ、よろしくな善逸。』




善逸「えっ！？いきなり呼び捨てっ！？やだなぁ気が早いよAちゃんっ！！」




(…なんやこいつ。まじでクスリやってるだろ。)





『善逸はまだ生きてるんだな、強いんだね。』





善逸「いや俺弱いからっ！！！だから俺を守ってAちゃんっ！！！」




(…そろそろムカついてきたなぁ…)




『そうかそうか、あっ、あそこにめちゃくちゃ可愛い子いる！！』




ごめんな善逸くんよ。

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