最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

14話 鋼鐵塚という風鈴野郎 ページ15

〜十五日後〜



炭治郎「あっ鱗滝さんあの人かな？」


チリン チリン



(風鈴の音…)




『炭治郎、誰が来たの？』




炭治郎「あぁAか」



？「俺は鋼鐵塚という者だ、竈門炭治郎と黒山Aの刀を打った者だ。」



(…こいつぁとんだやべぇ奴だ…)




炭治郎「竈門炭治郎は俺です、中へどうぞ。」




鋼鐵塚「これが日輪刀だ」ｺﾞｿｺﾞｿ



炭治郎「あの…どうぞ中へ」



鋼鐵塚「俺が打った刀だ」



炭治郎「お茶を入れますよ」



『うん、炭治郎諦めようぜ、この人頭おかしいでしょ絶対。』



鋼鐵塚「……」ｽｯ ﾊﾞｯ




『ぶへっ……え、なんすか。』




頬っぺた指で思いっきりつつかれたんだけと…




鋼鐵塚「お前…真っ黒だな、目は赤っぽいが」




『あ、よく言われます。』




鋼鐵塚「縁起が悪いな」




『はぁんっ？？？なんだとこの風鈴野郎てめぇ許さねぇ！！この姿はなぁ！博士がくれたんだぞ！！』ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ




炭治郎「A落ち着けっ！」




『絶対私が頭おかしいとか言ったから怒ってるんでしょ。』




鋼鐵塚「……」ﾌﾟｲｯ




(くっ……こいつぅぅ…)




炭治郎「あの、とりあえず一旦立ちませんか？」




鋼鐵塚「んん？んんん？あぁお前“赫灼の子”じゃねぇか、こりゃあ縁起がいいなぁ。」




(……いや、私の時との対応の差よ。)




炭治郎「いや俺は炭十郎と葵枝の息子です。」




鋼鐵塚「そういう意味じゃねぇ、頭の毛と目ん玉が赤みがかっているだろう、火仕事をする家はそういう子が生まれると縁起がいいって喜ぶんだぜぇ」ﾋﾞｼｯ




炭治郎「…そうなんですか、知りませんでした…」




鋼鐵塚「こりゃあ刀も赤くなるかもしれんぞ、なぁ鱗滝」




鱗滝「あぁ」




鋼鐵塚「お前は真っ黒になるんじゃねぇの？」





『こっちみんな風鈴野郎』




この後取っ組み合いの喧嘩になったことは言うまでもない。


………………………………………………………………

鋼鐵塚「さぁさぁ刀を抜いてみなぁ」




炭治郎「はい」ｸﾞｯ



鋼鐵塚「日輪刀は別名色変わりの刀と言ってなぁ、持ち主によって色が変わるのさぁ。」



ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ



炭治郎「おおっ」



ﾌﾞｯ 鋼鐵塚「黒っ」



鱗滝「黒いな……」



炭治郎「えっ黒いとなんか良くないんですか不吉ですか！？！」




『…やめてよ炭治郎、なんか傷つく。』




炭治郎「ぁあ…すまないA…」




『うん。いいよ。』




餓鬼かよ私

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