引越し ページ48
5時間目、6時間目と終わってようやく下校時刻になる。
水橋「えーでは、気をつけて帰ってください。」
担任がそう言うと一斉に下校を始める。
『伊嵐兄さん、荷物、どうしようか。一回取りに家に戻らないといけないよね。』
伊嵐「そうだな。多分5時まで天雨とアリス帰らねぇよ。」
『なんで？』
珠蓮「遊園地に行くってよ。」
『え。学校サボって？』
伊嵐「そうみたいだな。」
『…なんで知ってるの？』
珠蓮「天雨が朝来ただろ？帰る時に「遊園地に行く‼︎」ってアリスが言ってたから。」
『そ。じゃあ帰るなら今のうち…だね。』
伊嵐「車、乗って。」
珠蓮「運転俺だぞ？」
伊嵐「俺でもいいんだけどな。」
『とにかく早く帰ろう。』
スカイラインに乗り込む。結局運転は珠蓮兄さんだった。
『じゃあ、荷物まとめてくるから、ここで待ってて。少し時間がかかるかも。』
机とか、大きいものは置いていってもいいよね。
必要なものは全て部屋にある。スーツケースに服とか全部詰めて。
ミスノー「A様⁉︎何をなさっているのですか⁉︎」
『なんでもいいでしょ。じゃあ、多分二度と帰らないと思うから。』
スーツケース片手に家を出る。
珠蓮「準備はや〜。荷物それだけ？」
『うん。机とか大きいものは置いていってもいいかなって思って。』
伊嵐「だな。乗れ。家まで行く。」
『うん。』
珠蓮「また俺が運転なの？」
伊嵐「変わったろか？」
珠蓮「そうして。」
伊嵐兄さんと珠蓮兄さんの家までは伊嵐兄さんが運転することになった。
『珠蓮兄さん……見て、これ。』
勝手に持ち出してきた札束を見せる。少しくらいいいよね。追い出しておいて頑張って生活しろはないし。
珠蓮「え、マジか。天雨怒るだろ。」
『え、別にいいでしょ、少しくらい。』
珠蓮「悪い顔。」
伊嵐「A何したの？」
珠蓮「札束持ち出してきた。」
伊嵐「マジかぁ。天雨にバレたらどうなるかねぇ。」
『さぁね。家にお金ならたくさんある。少しくらい持っていったところで問題はないよ。』
伊嵐「ま、それもそうか。」
話してたら家に着いた。
『………家大きくない？』
珠蓮「そう？」
『いや、前まで住んでた…天雨とかアリスが住んでる家と同じくらいじゃない？』
珠蓮「それより小さいよ。少しだけ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠碧(プロフ) - 以後気を付けます！ (4月6日 11時) (
レス) id: 0930b23e98 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 、さん» すみませんでした…教えていただき、ありがとうございます！ (4月6日 10時) (レス) @page44 id: e9e591c632 (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 、さん» そうなんですね‼︎すみませんm(__)m教えていただきありがとうございます。 (4月5日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 歌詞を書くのは少しでもアウトです。犯罪行為になりますよ。それに、ここは小説の感想を書く場所です。おすすめの曲などの話は他の話になり、チャットになりますのでうらつくでは「チャット」はサーバーに負担になる理由でチャットは違反になります。運営に報告します。 (4月5日 16時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 鶯 御飴さん» うん！ ちなみに、私は「世界に一つだけの花」も好きだよ (4月5日 16時) (レス) id: 0930b23e98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶯 御飴 | 作成日時：2024年2月11日 18時
