こんな会社… ページ22
5人が家に帰った後、勉強をしようとノートを開く。
ミスノー(メイド)「A様、天雨様がお呼びです。」
母さんが？なんで僕に…。
『今？』
ミスノー「はい。天雨様のお部屋にお呼びです。」
『そ。わかった。すぐ行くから下がっていいよ。ありがとう。』
ミスノーが下がった後で、母さんの部屋に向かう。
何を話されるんだろう？扉をノックする。
天雨「入って。」
『失礼します。』
天雨「適当に座って。」
適当に座るって…書類ばっかでほとんど座るところないじゃん。
『話って？』
天雨「少しは敬語を使いなさい。この部屋は私の職場でもあるのだから。」
『なんで実の母親にも敬語を使わないといけないの？職場とか別に僕はこの会社のメンバーじゃないし。』
天雨「ずいぶん生意気なことを言うようになったわね。まあいいわ。喧嘩するのが目的で呼んだわけじゃないもの。」
『じゃあ何が目的で呼んだの？』
天雨「あなたはもう、あの時から名探偵よ。」
『そうだね。試験には合格したし、許可も降りたし。それについて話すの？』
天雨「ええ。あなたが名探偵なら、そのうち依頼が来るし、今あなたのハウスは序列最下位だけど、事件の解決で序列が上がることもある。」
『だから？』
天雨「忙しくなるわよ？学校もあるし、放課後は探偵職。この会社を継ぐ気はあるの？」
『探偵の話じゃなくて、後継の話？なんで僕が後継なの？』
天雨「長女だからよ。」
『アリスの方が気にされてるのに、そういうのは僕に回してくるんだ。』
天雨「何？」
『なんでもない。』
そこにアリスが入ってくる。
アリス「ただいま帰りました、あら、Aお姉様、いたの？」
ぶつかってきておいてよく言うな。
『とにかく、母さん、僕、後は継がない。勝手にアリスに継がせていれば？』
天雨「そうするわ。アリスはちゃんと挨拶ができるのに、Aは帰りの挨拶すらできないもの。」
それ関係あるの？まあいいや。部屋に戻ろう。
『ごめん！』
部屋を出た時ミスノーとぶつかる。
ミスノー「大丈夫です。それより、お話、聞いてしまったんですけど…。」
『大丈夫。気にしてないよ。僕は元々継ぐ気なかったし、アリスが継いでくれたら僕の思い通りだし。』
ミスノー「そっか。あ、電話、きてましたよ。松田様から。」
『陣平から？わかった。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠碧(プロフ) - 以後気を付けます！ (4月6日 11時) (
レス) id: 0930b23e98 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 、さん» すみませんでした…教えていただき、ありがとうございます！ (4月6日 10時) (レス) @page44 id: e9e591c632 (このIDを非表示/違反報告)
鶯 御飴 - 、さん» そうなんですね‼︎すみませんm(__)m教えていただきありがとうございます。 (4月5日 17時) (レス) id: 8b7eb4bb5c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 歌詞を書くのは少しでもアウトです。犯罪行為になりますよ。それに、ここは小説の感想を書く場所です。おすすめの曲などの話は他の話になり、チャットになりますのでうらつくでは「チャット」はサーバーに負担になる理由でチャットは違反になります。運営に報告します。 (4月5日 16時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 鶯 御飴さん» うん！ ちなみに、私は「世界に一つだけの花」も好きだよ (4月5日 16時) (レス) id: 0930b23e98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶯 御飴 | 作成日時：2024年2月11日 18時
