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「今日の隼は積極的だね?」
部屋に入ってきてすぐ自分に飛びついてきた隼を嬉しそうに抱きしめているAちゃん。
こういう時だけあいつのキャラを羨ましく思う。
隼「またメンさんとこ泊まったでしょ!」
「ん?……いや、逆だよ」
全員の動きがピタッと止まった。
隼はAちゃんの肩を掴んで顔を見つめたまま放心状態。
メンディー君は頭を抱えて俯いてる。
龍友「おつかれーっす。え、何これ」
涼太「なんすか?え、どうしたの笑」
「お疲れ龍友、涼太」
別でリハをしていた何も知らない2人は動かない俺達を見てのん気に笑ってる。
そんな中、勇者が動き出した。
裕太「メンさんがAんとこ泊まったん?」
お願いだよAちゃん、嘘だと言って笑ってくれ。
そんな俺達の願いも虚しく──
「そうだよ」
その瞬間、その場に崩れたみんなからは落胆の声が漏れてからの叫び声があがった。
隼はどさくさに紛れてAちゃんの首の所に顔を埋めてまた抱きしめてるし、今入って来たばかりの2人もなんとなく状況を把握したようでとりあえず荷物を置いてメンディー君に寄って行った。
龍友「A来たばっかりやしまだ休憩いいやろ」
涼太「詳しく話してもらわないとリハどころじゃないですし」
メン「俺!?」
「お前しかいねーだろ!!!」
こういう時チームって素晴らしい。
メンディー君を囲むように座ろうとする俺達の中で、Aちゃんは迷わずメンディー君の隣に座った。
涼太「最初に言っとくけど、Aちゃんには発言権ないからね」
「えええ……」
龍友「とりあえず男同士で話すから待っててや」
「All right.」
Aちゃんは耳にイヤホンをして映像を見ながらフリの確認をし始めた。
多分、Aちゃんの事だから俺達の会話は聞こえるようにしてると思うけど。
涼太「で、何で泊まったんですか」
メン「いや、前に一緒に見ようって約束してた映画のDVD借りれたってAが」
ご飯を食べていたところからだとAの家の方が近いし、プロジェクターがあるからと言うことで家に行くことになったらしい。
1本目を見終わって続編が気になると言い出したAちゃんが泊まっていっちゃえというのでそうすることにしたんだとか。
龍友「で?寝たんか」
メン「俺はソファーでAはベッドでね」
亜嵐「別か」
メン「当たり前だろ」
涼太「でもいつもくっついて寝てるから」
確かに、わからないよね。
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おちば(プロフ) - Rinさん» 読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけるようにいろんなお話を書いて行けたらと思っておりますので、ゆっくりな更新ではありますがまたお越しください! (2019年3月30日 22時) (レス) id: bb720abd28 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - gene大好きだし、こういうお話し大好きなのでめっちゃ繰り返し読んでます!これからも大変だと思いますが更新楽しみにしてます! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 65a9f3dd22 (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - めぐみんさん» はじめまして。コメントをありがとうございます。更新ペースは遅めですが、色んなお話を描いてみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2018年8月25日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
めぐみん - はじめまして。いつもドキドキしながら読んでいます。これからの更新楽しみにしています。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: fd1b3c055f (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - *玲奈*さん» コメントをありがとうございます。更新ペースは遅いですがこのままマイペースにやって行きたいと思っています。また読んでいただけたら嬉しいです。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おちば | 作成日時:2018年7月8日 0時