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「メンちゃん、ありがとうね」
俺の肩を借りて寝るAは必ずお礼のハグをしてくれる。
時にはほっぺにキスをくれることもあるけれど、それは周りに人がいない時だけ。
お察しの通り、見られようもんならバッシングがすごいからね。
登坂さんとは堂々とあんなことしてたけど、だーれも文句は言わなかった。
メン「まだ眠いでしょ」
「ちょっとだけね。顔洗ってこようかな」
メン「行ってらっしゃい」
とは言ったけど、多分顔を洗いに行くことはできないんじゃないかな。
健二郎「まーた見せつけてくれたなA〜」
ほら、もう捕まった。
ニコニコしながらAの肩に腕を回す健二郎さんと、その横には啓司さんがいた。
「まーた勝手に見てたんですか健二郎さん」
健二郎「見たくなくても視界に入ってくんねんお前は!」
啓司「大好きじゃんAの事笑」
「照れちゃいますね」
健二郎「調子に乗んなアホ」
啓司「否定はしないのな笑」
先輩達といるAはいつもより幼く見えるときがある。
後輩の割合が多いGENEにいるときよりもリラックスしているのかもしれない。
啓司「でもさっきのは見てるこっちがドキドキしたわ」
健二郎「こいつあれが初めてじゃないっすからね」
啓司「いつもなの?」
「二回目です」
健二郎「3人で飲んでた時に」
「耳元で声大きいです」
健二郎「あ、ごめんな?」
啓司「でも離れないのな?笑」
さほど離れていない所にいるおかげで内容は聞き取れた。
どうやらほろ酔いの登坂さんが突然Aに顔を近づけて見つめて、何をするのかと思ったらおでこにキスをしたらしい。
健二郎「ほんでAの顔を見つめてあーだこーだ言ってたら、Aも臣にキスしたんすよ」
「あの時の登坂さんはとても可愛らしくて愛おしいと思ったので、つい」
健二郎「つい、でするな!笑」
「大切な人への気持ちをキスで表しただけの、愛情表現です」
啓司「そういうとこアメリカ人だよね」
「そうですかね。あ、健二郎さん頭にゴミついてますよ」
Aが健二郎さんの腕を外して正面で向き合う。
健二郎「どこ?」
「頭下げてください。ほら、ここですよ」
健二郎「!?」
啓司「えっ?」
「じゃあ、顔洗ってきますね」
何が起きたかって。
健二郎さんが頭を下げたらすかさず頭を押さえて片手で前髪を上げてそこに、キスをした。
健二郎「ほんまあかんて……」
啓司「今のはヤバイな……」
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おちば(プロフ) - Rinさん» 読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけるようにいろんなお話を書いて行けたらと思っておりますので、ゆっくりな更新ではありますがまたお越しください! (2019年3月30日 22時) (レス) id: bb720abd28 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - gene大好きだし、こういうお話し大好きなのでめっちゃ繰り返し読んでます!これからも大変だと思いますが更新楽しみにしてます! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 65a9f3dd22 (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - めぐみんさん» はじめまして。コメントをありがとうございます。更新ペースは遅めですが、色んなお話を描いてみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2018年8月25日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
めぐみん - はじめまして。いつもドキドキしながら読んでいます。これからの更新楽しみにしています。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: fd1b3c055f (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - *玲奈*さん» コメントをありがとうございます。更新ペースは遅いですがこのままマイペースにやって行きたいと思っています。また読んでいただけたら嬉しいです。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おちば | 作成日時:2018年7月8日 0時