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「ほら、いい加減リハ始めるよ」
亜嵐君はショックを受けて項垂れてるし、隼はいつの間にかAちゃんに抱き着いて離れないし、涼太君は自分が言ったことに後悔をしてるのかまだ落ち込んでる。
隼、今日Aちゃんにくっつきすぎじゃね。
メン「ほらみんなやるよ」
龍友「メンさんのせいでこうなってるんすよ」
メン「だから、俺悪くないでしょって笑」
裕太「何言っても無駄っすよもう笑」
「笑ってないでどうにかしてよ」
裕太「だから無理やって笑」
「もー……」
そう言ってAちゃんまで項垂れちゃった。
でも裕太君の言う通り、もう何を言っても無駄だと思う。
自分達が泊まったことがないのにメンバー以外に泊まったことがあるって言う事実が嫌。
今の今まで自分達がそれを知らなかったことも嫌。
毎日のように一緒にいるメンディー君が泊まったことがあることさえ知らなかったのも嫌。
隼「みんなAちゃんの事が大好きなんだよ」
「それ言ったら許されると思ってるでしょ」
隼「違いますうー本心ですうー」
玲於「じゃなきゃこんなに騒がないでしょ」
Aちゃんの事となると俺達みんな、面倒な奴になる。
「……玲於、おいで」
玲於「え、なに」
「ハグしてあげる」
隼「何で!ダメ!!」
玲於「つかお前はいい加減離れろよ!」
龍友「始まったで、最年少の名前の取り合い」
「人気者って大変」
龍友「調子に乗んなよ笑 まだ話終わってないで?見てみあの2人」
龍友君が指を指した方には未だにテンションの低い亜嵐君と涼太君がいる。
「……今年のクリスマスは家でやろうか」
Aちゃんのこの一言に全員が勢いよくAちゃんの方を見た。
亜嵐「マジで言ってる?」
龍友「この場しのぎで言ってるんちゃうやろな」
「あ、君は来なくていいです」
龍友「ウソウソ!ごめんごめんごめん」
メン「必死か笑」
「下着にTシャツ一枚じゃないけどいい?」
涼太「もう言わないで許して」
「ははっ笑」
亜嵐「言ったからね!?約束だからね!?」
「Of course.」
ほらまた、みんな馬鹿だから気づいてないんだよ。
毎年恒例のクリスマス会、Aちゃんの家でやるって言うだけで泊まっていいとは言われてないよ今。
裕太「その日は泊まってええやんな?」
「……その日だけはね」
気付いてるの、俺だけじゃなかったみたい。
単純な俺達はこの後しっかりとリハを終わらせて久しぶりにメンバーで飯に行きました。
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おちば(プロフ) - Rinさん» 読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけるようにいろんなお話を書いて行けたらと思っておりますので、ゆっくりな更新ではありますがまたお越しください! (2019年3月30日 22時) (レス) id: bb720abd28 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - gene大好きだし、こういうお話し大好きなのでめっちゃ繰り返し読んでます!これからも大変だと思いますが更新楽しみにしてます! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 65a9f3dd22 (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - めぐみんさん» はじめまして。コメントをありがとうございます。更新ペースは遅めですが、色んなお話を描いてみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2018年8月25日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
めぐみん - はじめまして。いつもドキドキしながら読んでいます。これからの更新楽しみにしています。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: fd1b3c055f (このIDを非表示/違反報告)
おちば(プロフ) - *玲奈*さん» コメントをありがとうございます。更新ペースは遅いですがこのままマイペースにやって行きたいと思っています。また読んでいただけたら嬉しいです。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: bb3b001e6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おちば | 作成日時:2018年7月8日 0時